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「追跡者」錦織、ティエム戦の“最終戦争い”に地元紙注目「直接対決で重要な戦い」

男子テニスのエルステバンク・オープンは25日、シングルス2回戦で世界ランク11位の錦織圭(日清食品)が同19位のカレン・カチャノフ(ロシア)を6-2、6-2で破り、8強進出。最後は美しいダウンザラインで試合を決めた瞬間をATP公式中継サイト「テニスTV」は動画付きで公開し、賛辞を送る64分の圧勝劇だったが、準々決勝は地元のドミニク・ティエム(オーストリア)と激突。地元紙は注目の一戦をレポートし、ATPツアーファイナルの出場権争いで「重要な直接対決」と熱視線を送っている。

世界ランク11位の錦織圭(日清食品)【写真:Getty Images】
世界ランク11位の錦織圭(日清食品)【写真:Getty Images】

地元紙はロンドン切符争いに熱視線「ティエムを追いかける追跡者だ」

 男子テニスのエルステバンク・オープンは25日、シングルス2回戦で世界ランク11位の錦織圭(日清食品)が同19位のカレン・カチャノフ(ロシア)を6-2、6-2で破り、8強進出。最後は美しいダウンザラインで試合を決めた瞬間をATP公式中継サイト「テニスTV」は動画付きで公開し、賛辞を送る64分の圧勝劇だったが、準々決勝は地元のドミニク・ティエム(オーストリア)と激突。地元紙は注目の一戦をレポートし、ATPツアーファイナルの出場権争いで「重要な直接対決」と熱視線を送っている。

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「ケイ・ニシコリ『私はドミニクのバックハンドが大好きだ』」と見出しを打って報じたのは、オーストリア紙「クライネ・ツァイトゥンク」だった。記事では26日に行われる準々決勝で錦織が地元ティエムと激突することを紹介。「この日本人はオーストリア人のすべてを高く評価しており、彼のバックハンドがお気に入りだ」と伝えている。

 さらに、錦織がカチャノフ戦について「僕はここでの試合がとても好きだ。自分のテニスは調子もとてもいい」と話したことを紹介。ティエム戦に向けては「ドミニクとの一戦はとてもタフなものになるだろう。彼は全てにおいて素晴らしい。優れたサービスとフォアハンドを持つ。そして僕は彼のバックハンドが大好きだ。とても困難な戦いになると確信している」と語ったという。

 また、この試合について「ロンドン行きをかけた直接対決で重要な戦いになる。ニシコリはロンドンでのATPファイナル出場に向けてティエムを追いかける追跡者だ」と記し、年間ポイントランキングの8位ティエムを追いかける立場にある錦織に注目。「彼との対戦はこれまでも素晴らしい試合だった。今年もそうなるように挑んでいくよ」と錦織が語ったことも伝えた。

 ATPファイナル出場権を争うジョン・イスナー(米国)は2回戦で敗れており、ティエムとのアウェー戦に挑む錦織にとっては1勝以上の価値があるものとなりそうだ。

(THE ANSWER編集部)


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