井上尚弥と激突 “割れた判定勝ち”ロドリゲスを米メディア酷評「酷いガス欠だった」
ボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級トーナメント1回戦は20日(日本時間21日)、IBF王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)が同級3位ジェイソン・マロニー(オーストラリア)に判定勝ち。準決勝でWBA王者・井上尚弥(大橋)と激突することが決まった。試合後は井上とのリング上で電撃の“20cmフェイスオフ”が実現し、話題を呼んだが、判定が割れての辛勝となった井上の最大のライバルについて、米メディアは「酷いガス欠」などと酷評している。
辛勝のロドリゲスに厳しい指摘「数々のショットを受け、傷ついた様子見せた」
ボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級トーナメント1回戦は20日(日本時間21日)、IBF王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)が同級3位ジェイソン・マロニー(オーストラリア)に判定勝ち。準決勝でWBA王者・井上尚弥(大橋)と激突することが決まった。試合後は井上とのリング上で電撃の“20cmフェイスオフ”が実現し、話題を呼んだが、判定が割れての辛勝となった井上の最大のライバルについて、米メディアは「酷いガス欠」などと酷評している。
ロドリゲスの辛勝となったリング上。井上がリングに上がり、まさかの光景が広がった。鮮やかなブルーのジャケットを羽織り、真っすぐな視線を送る井上。その距離、20センチ。目前にいるのは、勝ったばかりのロドリゲスだ。井上は奥歯をぐっと噛み、一瞬にしてファイターの顔になった。しかし、ロドリゲスもクールな視線で睨み返す。今にもゴングが鳴りそうな雰囲気だ。
電撃の“20cmフェイスオフ”をWBSS公式ツイッターが画像付きで公開し、話題を呼んだそんな一戦を特集したのは、米ボクシング専門メディア「ボクシングニュース24」だった。
序盤優勢に進めたロドリゲスだが、終盤に手数が激減。マロニーのボディショットを何度も受け、劣勢に立たされた。3人のジャッジは115-113、115-113、113-115と分かれたが、特集の独自採点では116-112でロドリゲスの勝利とした。しかし、内容は褒められたものではなかった。特集では、厳しい評価を下している。