井上尚弥、敵は半世紀前の英雄だけ!? 米記者「タイムマシーンで帰らない限り…」
ボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級トーナメント1回戦は20日(日本時間21日)、IBF王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)が同級3位ジェイソン・マロニー(オーストラリア)に判定勝ち。IBF王座防衛に成功し、準決勝でWBA王者・井上尚弥(大橋)との対戦が決まった。辛勝となったロドリゲスに対し、世界で最も権威ある米専門誌「リング」の記者は井上をV大本命に指名。さらに、半世紀前の伝説の王者しか敵はいないと“対抗馬”を挙げている。
次戦激突のロドリゲスは辛勝、リング誌記者は半世紀前の王者を“対抗馬”に指名
ボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級トーナメント1回戦は20日(日本時間21日)、IBF王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)が同級3位ジェイソン・マロニー(オーストラリア)に判定勝ち。IBF王座防衛に成功し、準決勝でWBA王者・井上尚弥(大橋)との対戦が決まった。辛勝となったロドリゲスに対し、世界で最も権威ある米専門誌「リング」の記者は井上をV大本命に指名。さらに、半世紀前の伝説の王者しか敵はいないと“対抗馬”を挙げている。
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「The Monster」の異名で知られる井上にとって、現代のリング上では、もはや敵なしか。
マロニーに判定まで持ち越されたロドリゲスが勝利インタビューを受ける中、おしゃれなブルーのジャケット姿でリングに上がった井上。その様子を画像付きで公開し、リング誌のライアン・ソンガリア記者は「WBSSの次戦でエマヌエル・ロドリゲスと対戦するナオヤ・イノウエはどのぐらい悩んでいるのか気になるところ」とツイートした。
さらに「誰が優勝候補?」というボクシングファンから返信が届くと、ソンガリア記者は現在71歳の伝説のチャンピオンの名前を候補者に挙げ、こうつづった。
「ナオヤ・イノウエほど明確な優勝候補は存在しないと思う。全盛期のルーベン・オリバレスがタイムマシーンに乗って帰ってこない限りは」
オリバレスは1960年代から70年代にかけ、バンタム級、フェザー級を制覇したメキシコの伝説の2階級王者。88勝のうち、KO勝ちが77度。KO率は87.5%で「ミスター・ノックアウト」の異名で知られていた。
ロドリゲス以外もWBAスーパー王者ライアン・バーネット(英国)、WBO王者ゾラニ・テテ(南アフリカ)と猛者揃いのバンタム級だが、井上の対抗できる存在はレジェンドの全盛期以外に存在しないと粋な賛辞を送っていた。
(THE ANSWER編集部)