錦織らに「抜かれることは十分ある」 最終戦出場争い“1つ上”ティエム陣営が警戒
男子テニスの世界ランク11位・錦織圭(日清食品)は次戦のエルステバンク・オープン(22日開幕)に向けて現地ウィーン入りし、練習を行ったことを動画付きで報告。「調子はどう? 良いと願ってます」と海外ファンから躍進を期待する声が上がっていた。そんな中、正念場を迎えているATPファイナル出場争いについて、年間ポイントランキングで1つ上位に位置するドミニク・ティエム(オーストリア)陣営が「(錦織らに)抜かれることは十分あり得る」と警戒している。
8位ティエムのコーチが9位錦織、10位イスナーを警戒「2人に抜かれることは十分ある」
男子テニスの世界ランク11位・錦織圭(日清食品)は次戦のエルステバンク・オープン(22日開幕)に向けて現地ウィーン入りし、練習を行ったことを動画付きで報告。「調子はどう? 良いと願ってます」と海外ファンから躍進を期待する声が上がっていた。そんな中、正念場を迎えているATPファイナル出場争いについて、年間ポイントランキングで1つ上位に位置するドミニク・ティエム(オーストリア)陣営が「(錦織らに)抜かれることは十分あり得る」と警戒している。
8枠しかないATPファイナルの出場権争いは最終盤で熱を帯びてきた。年間ポイントランク3位で出場を確実にしていたフアン・マルティン・デルポトロ(アルゼンチン)が負傷により離脱。出場は絶望となり、15日付の最新ランクで9位につけていた錦織が“圏内”に浮上。しかし、10位のジョン・イスナー(米国)とのわずか差は70ポイントで一騎打ちの様相を呈していた。
ただ、錦織の1つ上の8位にランクするティエム陣営も気は抜いていないようだ。母国オーストリアの公共放送「ORF」によると、コーチを務めるギュンター・ブレスニク氏は「彼(ティエム)が2人に抜かれることは十分にありうる」と語ったという。その理由については以下のように述べたと伝えている。
「パリ・マスターズ(29日開幕)は、その年さっぱり勝てなかった選手が優勝したり、不思議な結果になることが多々ある。ジョン・イスナーとニシコリは出場試合数が少ないので、ポイントがほぼ全て加算されていく。理論上、イスナーはこの3週間で1700ポイント積み上げることができるのだから」
このように語ったブレスニク氏。警戒心は緩めていないようだ。
(THE ANSWER編集部)