SNSの心ない言葉でコメント欄を封鎖「心に刺さる」 復調へ、苦境を脱したゴルフ菅沼菜々の考え
SNSの使い方にも変化「気にしない、とは言いつつも…」
埼玉栄高時代、週に1度はプレーしたコース。大きな声援を受け続けた。いい時も、悪い時も18ホールをともに歩いてくれる熱いファンがいる。一方、SNSには心ない言葉が届き、自身で反発する発信もしていた。
「(SNSで)応援してくれる方もたくさんいますが、DMとかにも結構、送られてきていたので、今はコメント欄を封鎖しています。『気にしない』とは言いつつも、やっぱり心に刺さるものもありますから」
乃木坂46が大好きで笑顔がトレードマークの24歳。自身のファンに喜んでもらうため、SNSでも積極的に日常を発信してきた。成績が必要なことは自分が一番わかっている。だから、この日は時間がない中でも単独取材に丁寧に応じた後、去り際に言った。
「今から(次戦会場の熊本に)行きます。道が混んでしまうので毎回(試合後に)ダッシュです」
「広場恐怖症」により、公共交通機関を利用できない。そのため、次戦のKKT杯バンテリンレディス(熊本空港CC)で開催される熊本までの約1200キロの道のりも、父・真一さんの運転で移動する。ゴルフが一番なのは変わりない。
「今日はとにかく御殿場は抜けないとですね」
過酷なツアー生活にも慣れている。プレーの迷いを吹っ切り、これから本領を発揮する。
(THE ANSWER編集部・山野邊 佳穂 / Kaho Yamanobe)