大谷翔平「素晴らしい声援、有難かった」 本拠地デビュー2安打 走塁ミスは反省「僕が合わせないと。修正したい」
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は28日(日本時間29日)、ドジャースタジアムで行われた本拠地開幕のカージナルス戦に「2番・DH」でスタメン出場。本拠地デビューを迎え、スタメン発表でグラウンドに姿を見せると米ファンから大歓声が送られた。第1打席ではスタンディングオベーションも発生。歓迎ムードに包まれる中、右翼線二塁打を放つも珍走塁でタッチアウトに。それでも拍手を受けた。この日は3打数2安打1四球、1三振。マルチ安打で7-1の勝利に貢献した。
本拠地カージナルス戦に「2番・DH」で出場
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は28日(日本時間29日)、ドジャースタジアムで行われた本拠地開幕のカージナルス戦に「2番・DH」でスタメン出場。本拠地デビューを迎え、スタメン発表でグラウンドに姿を見せると米ファンから大歓声が送られた。第1打席ではスタンディングオベーションも発生。歓迎ムードに包まれる中、右翼線二塁打を放つも珍走塁でタッチアウトに。それでも拍手を受けた。この日は3打数2安打1四球、1三振。マルチ安打で7-1の勝利に貢献した。
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注目の第1打席。初回無死一塁、米国での新天地初打席に立った大谷に、ドジャースタジアムの米ファンは大歓声。スタンディングオベーションで迎えられた。2018年の最多勝右腕マイコラスと対戦。低めの球をはじき返していきなり右翼線二塁打としたが、一走ベッツが三塁ストップしたのに対し、迷わず三塁を目指していた大谷は二三塁間で挟まれてしまった。
結局タッチアウトに。それでもいきなり結果を出した二刀流へ、ファンは拍手を送っていた。大注目を浴びた第1打席は、いろいろな意味で観客の視線を奪う“大谷劇場”となった。第2打席は四球、第3打席は打球速度113マイル(約182キロ)の強烈な右前打を放ち、マルチ安打をマーク。第4打席は空振り三振だったが、マルチ安打で打率.385とした。
大谷は試合後の中継インタビューで「ファンの人も多く入ってもらって、敵の時は怖いですけど、味方の時は心強く、素晴らしい声援をいただいて有難かった」とコメント。走塁ミスについては「僕の方が早めにターンしていた。僕が合わせないといけなかった。確認して、キャンプ中にそのシチュエーションはなかったので修正したい」と反省した。
ベッツ、フリーマンとの強力な1~3番を形成。2人は本塁打を放った。「僕だけホームランを打てなかったんですけど、比較的良い打席だったんじゃないかなと思います」と納得。試合前の演出では、ブルーのカーペットの上を上を歩いて登場した。「長いなと思いましたけど(笑)ああいう演出もカッコ良くてよかった」と笑顔も見せた。
大谷にとって20日、21日に韓国で行われたパドレスとの開幕シリーズ以来、米国では今季初めての公式戦。本拠地デビュー戦の開始前、スタメン発表で名前をコールされると米ファンから大歓声が沸き起こった。グラウンドに登場した大谷も笑顔を見せていた。
昨季まで所属したエンゼルスから、10年総額7億ドル(約1014億円=当時)という大型契約でドジャースに加入。右ひじの手術の影響により当面は打者専念となるが、2度MVPを獲得したスターとして大きな期待とともに迎えられた。
20日の開幕戦直後、長年通訳を務めてきた水原一平氏をドジャースが解雇。巨額の違法賭博に関わり、大谷の資金を盗用していたとして日米で騒動になった。大谷も25日(同26日)に声明を発表し、水原氏が数々の嘘をついていたこと、自身は賭博に全く関与していないことなどを説明。この試合まで開幕2戦目の第2打席からオープン戦を含め13打席連続無安打だったが、不安を払しょくして見せた。
(THE ANSWER編集部)