米国に現れた“大谷翔平2世”に現地衝撃 投で160キロ、打で逆方向HRの二刀流「常軌逸している」
2024年ドラフト1巡目候補の米大学生が投打二刀流で無双を続けている。フロリダ大の3年生ジャック・カグリオーン内野手兼投手は24日(日本時間25日)のルイジアナ州立大戦に「3番・投手兼DH」で先発。投げては7回3安打2失点、打っては逆方向に豪快な一発をかっ飛ばし、12-2の勝利に貢献した。投打の映像を見た米ファンからは「エンゼルスに来て!」「クリーブランドに1位で」などと勧誘合戦も起きている。
フロリダ大3年のジャック・カグリオーンの愛称は「ジャックタニ」
2024年ドラフト1巡目候補の米大学生が投打二刀流で無双を続けている。フロリダ大の3年生ジャック・カグリオーン内野手兼投手は24日(日本時間25日)のルイジアナ州立大戦に「3番・投手兼DH」で先発。投げては7回3安打2失点、打っては逆方向に豪快な一発をかっ飛ばし、12-2の勝利に貢献した。投打の映像を見た米ファンからは「エンゼルスに来て!」「クリーブランドに1位で」などと勧誘合戦も起きている。
剛腕と強打を持ち合わせた逸材だ。左腕カグリオーンは躍動感ある投球フォームから、97マイル(約156キロ)の剛速球を投げ込んで奪三振をマークするなど好投。打っても8回、高めの速球を豪快に逆方向へ運んだ。金属バットとはいえ、打球は客席を大きく越えて“場外”に飛んで行ったようだ。
「ピッチングニンジャ」の愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏が自身のX(旧ツイッター)に投打両方の動画を公開。「ジャックタニ。マウンドでは7回3安打5奪三振で自責1。そして、、爆弾(ホームラン)!」と驚きを記した。
カグリオーンは身長約195.6センチ、体重約113.4キロの恵まれた体格を誇る。投げては100マイル(約160.9キロ)に達する速球と、90マイル台後半(約152.9キロ~)のカットボールが武器。打者としても長打力が売りで、昨季は33本塁打を放ち、バットの反発係数が2011年に定められて以降の全米体育協会(NCAA)シーズン本塁打記録を更新している。
今季は投手として5試合27回1/3を投げて3勝0敗、防御率1.65の好成績。打っても23試合で打率.394(99-39)、11本塁打、24打点をマークしている。二刀流の先駆者といえば米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手だが、カグリオーンには大谷をもじった「ジャックタニ」という愛称もつけられている。“大谷2世”の期待がかかるが、米スポーツ専門局「ESPN」によるとカグリオーン本人は大谷を「まさに僕のなりたい姿」と表現。「次の素晴らしい二刀流選手になること」を目指し、背中を追っている。
フリードマン氏の投稿には、米ファンから「詰まって、打ち損じたボールが逆方向にホームランになるなんて!」「アメリカのベストプレーヤー」「お願いエンゼルスに来て!」「もし彼がドラフト8位になってエンゼルスが獲得したら、世界一面白いことになるだろう!」「彼はクリーブランド(ガーディアンズ)に1位で行くと思っている」「衝撃的な速球とそれを補完する素晴らしいスライダーを持っている。彼は常軌を逸しており、打つこともできる!」などと興奮の声が上がっていた。
(THE ANSWER編集部)