世界フィギュアで56年ぶり3連覇達成

　フィギュアスケートの世界選手権は22日（日本時間23日）、カナダ・モントリオールで女子フリーが行われ、ショートプログラム（SP）4位の坂本花織（シスメックス）が149.67点、合計222.96点をマークし、逆転で世界選手権3連覇の快挙を成し遂げた。金メダルを首にかけた表彰式、国歌斉唱の場面が日本ファンの間で話題に。「感動して鳥肌」「何と美しい」などと反響が集まった。

　カナダで流れた感動的な君が代が話題になった。金メダルを首から下げ、表情台の一番高い場所に立った坂本。会場に響いた国歌は音源によるものではなく、生歌だった。地元の合唱団と見られる男女が15人前後、リンクサイドから美声を届けていた。感情たっぷりの君が代だった。

　実際の映像を見たX上の日本ファンも感動した様子。「こんなの初めて見た…しかも現地の聖歌隊よね？美しい」「めちゃくちゃ感動。涙でる」「外国の方が歌ってくれている姿を初めて見ました。とても大切に気持ちを込めて歌ってくれています」「おもてなしってこういう事なんだよ」「感動して鳥肌が」「何と美しい国歌」「なんて粋なはからい。美しい歌声」などと反響が集まっていた。

　優勝した坂本は世界選手権3連覇。女子ではペギー・フレミング以来、56年ぶり史上8人目のV3となった。日本勢では男女を通じて初の偉業だった。