村田諒太、米国人記者が語るリアルな声 「勝つだけじゃなく内容も求められる」
ボクシングのWBA世界ミドル級王者・村田諒太(帝拳)が米ラスベガスで同級2位ロブ・ブラント(米国)と2度目の防衛戦(日本時間21日午前11時、DAZN独占生中継)に挑む。自身3度目のラスベガスのリングで初のメーンイベンターを務める村田。日本人としては過去に類を見ない、ミドル級での世界挑戦を続けているが、世界的な注目度も高い激戦区において、実際に現地記者からはどう見られているのか。「THE ANSWER」では米紙「ロサンゼルス・タイムズ」でボクシングを取材するディラン・ヘルナンデス記者を直撃。リアルな声を聞いた。
本場のボクシング記者は村田諒太をどう見ているのか
ボクシングのWBA世界ミドル級王者・村田諒太(帝拳)が米ラスベガスで同級2位ロブ・ブラント(米国)と2度目の防衛戦(日本時間21日午前11時、DAZN独占生中継)に挑む。自身3度目のラスベガスのリングで初のメーンイベンターを務める村田。日本人としては過去に類を見ない、ミドル級での世界挑戦を続けているが、世界的な注目度も高い激戦区において、実際に現地記者はどう見ているのか。「THE ANSWER」では米紙「ロサンゼルス・タイムズ」でボクシングを取材するディラン・ヘルナンデス記者を直撃。リアルな声を聞いた。
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ボクシングの聖地ラスベガスに今年4月にオープンした「パークMGMラスベガス」のパーク・シアターのリングに上がる、日本が誇る五輪金メダリスト。決戦が目前に迫る中で、ヘルナンデス記者は村田についてこう言及した。
「ラスベガスでやるわけだから、次の試合で負けたら今後はかなり厳しくなるよね。そして勝つだけじゃなくて内容も求められる。彼はパワーはあるよ。KO勝ちの割合は多いよね(14試合で11KO)。半面スピードはもう一つ。(サウル・)アルバレスに比べればね(笑い)」
村田のパワーについては高く評価した同記者。一方で、「リョウタ・ムラタ」の名前がすでに米国内に知れ渡っているかと言われれば、首をかしげた。
「ムラタのことはボクシングに詳しい人は知っているよ。ただ一般の層に浸透しているとは言えない。知名度を上げるためには、まずラスベガスで結果を残すことだろうね」
ブラント戦は、結果はもちろん内容も求められるという。その上で村田の今後を左右するビッグマッチになることは間違いない。勝利を収めれば、以前から対戦を強く願っていた元WBA世界ミドル級スーパー王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)との対戦が実現する可能性があると指摘する。