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池江璃花子の五輪内定、中国ネット上も感涙 背景に中国エースとの絆「抱き合い涙…目に浮かぶ」

競泳のパリ五輪日本代表選考会が18日、東京アクアティクスセンターで開催され、女子100メートルバタフライ決勝では池江璃花子(横浜ゴム)が57秒30の2位となり、派遣標準記録(57秒34)を突破。五輪代表に内定した。個人種目では2大会ぶりの出場。白血病とも闘った23歳の泳ぎは中国でも大きな関心を集めており、ファンから「頑張り続けることを尊敬する」「ミラクル」といった感動の声が上がっている。

競泳のパリ五輪日本代表選考会で五輪代表に内定した池江璃花子【写真:Getty Images】
競泳のパリ五輪日本代表選考会で五輪代表に内定した池江璃花子【写真:Getty Images】

パリ五輪代表選考会

 競泳のパリ五輪日本代表選考会が18日、東京アクアティクスセンターで開催され、女子100メートルバタフライ決勝では池江璃花子(横浜ゴム)が57秒30の2位となり、派遣標準記録(57秒34)を突破。五輪代表に内定した。個人種目では2大会ぶりの出場。白血病とも闘った23歳の泳ぎは中国でも大きな関心を集めており、ファンから「頑張り続けることを尊敬する」「ミラクル」といった感動の声が上がっている。

 思いが通じた。前半を1位で折り返した池江。後半こそややタイムが落ちて優勝こそ平井瑞希に譲ったが、3位の松本信歩を0秒01上回り、2位を死守した。タイムも派遣標準を上回る57秒30。東京五輪では叶わなかった個人種目での五輪切符を自力でつかんだ。

 池江の五輪内定のニュースは中国メディア「ジーボーバ」も、「強く、しなやかに。5年前に白血病と診断された日本の女子水泳選手が、0秒01差でオリンピック資格を獲得」との見出しで報じた。記事では2016年リオ五輪に出場した時はまだ高校生だったこと、18年アジア大会では金メダル6つ、銀メダル2つを獲得したこと、19年に白血病と診断されたことなどが紹介されている。

「病魔と闘うために丸1年プールを離れた後、2020年に再出発を宣言。2021年の東京五輪ではリレー種目に出場した。今年は彼女の3回目のオリンピックである」

 この記事には中国ユーザーから多くの声が寄せられ、「おめでとう!頑張り続けるあなたを尊敬しています!」「本当に容易なことではないと思う。抱きしめて、慰めてあげたい」「本当にすごいと思う。生半可な努力ではなかったはずだ」「またプールに戻ってくるなんて、ミラクル」など感動のコメントがあふれた。

 中国では、昨年の杭州アジア大会で池江が中国のエース選手と称え合った抱擁シーンが強いインパクトを与えている。女子50メートルバタフライ決勝後、銅メダルの池江がメダルセレモニーで張雨霏と涙ながらに健闘を称えあったが、「杭州アジア大会で、張と2人、互いを称えあっていたのを思い出す」「張雨霏が池江と抱き合って泣いていた場面を思い出す。感動した」「張雨霏と抱き合って涙する姿が今も目に浮かぶ。頑張ってほしい」と感動が蘇ったファンも多かったようだ。

(THE ANSWER編集部)


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