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F1角田裕毅の同僚は「最悪のスタート」 英紙が指摘したリカルドの現状「角田が明らかにリード」

現地9日に行われた自動車レース・F1の第2戦サウジアラビアGP決勝で、9番手スタートの角田裕毅(RB)は15位に終わった。一時12位に浮上したが、ケビン・マグヌッセン(ハース)から厳しく寄せられて後退するという不運なフィニッシュ。開幕戦のバーレーンGPから同僚との“バトル”にも注目が集まる中、英専門メディアは角田のパフォーマンスを「英雄的」と称賛した一方で、遅れをとる同僚には「説得力のある勝利を収めなければいけない」と指摘している。

RBの角田裕毅(中央)、ダニエル・リカルド(右)、リアム・ローソン【写真:Getty Images】
RBの角田裕毅(中央)、ダニエル・リカルド(右)、リアム・ローソン【写真:Getty Images】

第2戦サウジアラビアGP終了で異変が見えたRBの“序列”

 現地9日に行われた自動車レース・F1の第2戦サウジアラビアGP決勝で、9番手スタートの角田裕毅(RB)は15位に終わった。一時12位に浮上したが、ケビン・マグヌッセン(ハース)から厳しく寄せられて後退するという不運なフィニッシュ。開幕戦のバーレーンGPから同僚との“バトル”にも注目が集まる中、英専門メディアは角田のパフォーマンスを「英雄的」と称賛した一方で、遅れをとる同僚には「説得力のある勝利を収めなければいけない」と指摘している。


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 サウジアラビアGP決勝は不運なレースとなった角田だが、予選ではQ3に進んで9番手からのスタートをゲット。バーレーンGPの11番手に続き、ポイントゲットが視野に入るポジションを手にする走りだった。一方で、バーレーンGPでチームオーダーによって角田の前に入る形となった同僚のダニエル・リカルドは、サウジアラビアGP予選でQ2どまりの19位。決勝も16位だった。

 この状況について英専門メディア「ザ・レース」は「2025年のレッドブルF1シートをかけた争いは最悪な形でスタート」との見出しで記事を掲載。ジョシュ・サッティル記者は「ダニエル・リカルドが中堅チームでレースを続けるモチベーションのカギが何であるかは公になっている。レッドブルを十分に感心させ、5年前に立ち去ったポジションに戻してもらうことだ」「しかし、最悪のスタートとなっている」と記している。

 サッティル記者は「リカルドはレッドブルのシートを得るためには、彼(角田)に対して説得力のある勝利を収めなければいけない。しかし、開幕から2週間では、ツノダが明らかにリードしている」と将来のシート争いを展望したうえで、リカルドの“不振”を指摘。予選では角田がリカルドに2連勝していることに触れ「バーレーンではリカルドがツノダより前でフィニッシュしたが、それもチームのオーダーによる追い越しが許可された後のことだった」と振り返っている。

 角田については「ジッダでのQ3で英雄的なパフォーマンスをした」と称賛。レッドブルのモータースポーツ・アドバイザーを務めるヘルムート・マルコ氏が「すぐに何かを考え出さなければいけない」とリカルドについて語ったことも伝えている。

 それでも「そのどれもリカルドの使命の内容を変えるものではない。実際、レッドブルに対して、彼自身が、安定感があり信頼できるドライバーだと示す努力を加速させるだけだ」とリカルド優勢の状況に変わりはないと指摘。「2024年では、彼はまだ実力を見せられておらず、次は母国のメルボルンで証明しなければいけない。それは彼が良く理解している」とリカルドの奮起に期待している。

(THE ANSWER編集部)



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