井上尚弥を倒すのは俺だ! “11秒KO男”が決勝での激突熱望「会えることを願う」
ボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級1回戦を70秒で突破したWBA王者・井上尚弥(大橋)。最強王者決定戦で大本命と呼ばれるに相応しい強さを見せつけたが、優勝争いのライバルでWBO世界バンタム級王者ゾラニ・テテ(南アフリカ)は「イノウエは決勝に上がってくるだろう。決勝で会えることを願う」と頂上決戦での激突を熱望している。英ボクシング専門誌「ボクシング・マンスリー」が報じている。
14日に初戦迎えるテテは井上との頂上決戦を待望
ボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級1回戦を70秒で突破したWBA王者・井上尚弥(大橋)。最強王者決定戦で大本命と呼ばれるに相応しい強さを見せつけたが、優勝争いのライバルでWBO世界王者ゾラニ・テテ(南アフリカ)は「イノウエは決勝に上がってくるだろう。決勝で会えることを願う」と頂上決戦での激突を熱望している。英ボクシング専門誌「ボクシング・マンスリー」が報じている。
13日にロシア・エカテリンブルクで行われるWBSS1回戦でミーシャ・アロイヤン(ロシア)と対決するテテは、井上の決勝進出を予想していた。
記事によると「反対側のドローで決勝に上がってくるのはイノウエだと思っている。うまくいけば、我々は決勝で対戦できるだろう。彼と戦うことは、この階級で最強のチャンピオンの1人と戦うことを意味する」と語っている。
井上の準決勝(時期は未定)の相手は、20日に米フロリダ州オーランドで行われる18戦全勝のIBF王者のエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)と同級3位ジェイソン・マロニー(オーストラリア)の勝者。ロドリゲスは井上にとって今大会最大の強敵と評価されるが、テテは井上が新たにIBFのベルトも統一し、決勝の舞台に乗り込むことを確信しているようだ。
井上は1回戦で難敵パヤノ相手にわずか70秒間でKO勝利を収めている。一方、テテも昨年11月にベルファストでWBO世界同級3位のシボニソ・ゴニャ(南アフリカ)と対戦し、世界タイトル戦史上最速となる初回11秒でKO勝ちを収めている。
最強王者決定トーナメントの頂上決戦は「11秒KO男」対「The Monster」となるのか。「自分は絶対に勝ち上がり、優勝できると信じている。そして、モハメド・アリトロフィーを掲げるんだ」。テテは決勝まで駆け上がり、その先の打倒モンスターに闘志をたぎらせていた。
(THE ANSWER編集部)