[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

日本人投手の進化スピードは「クレイジー」 8年ぶり来日の元助っ人証言「20歳そこそこなのに…」

欧州代表の投手コーチ・アレッサンドロ・マエストリ氏【写真:小林靖】
欧州代表の投手コーチ・アレッサンドロ・マエストリ氏【写真:小林靖】

日本にいなかったここ数年で顕著になった球速上昇「驚きはしない」

 2010年代から、米大リーグを起点に投手の球速上昇が顕著となった。体格の向上やトレーニング理論の進化などが理由とされる。時速100マイル(約160.9キロ)の投手もさほど珍しくはなくなった。

 日本球界の球速向上は数年遅れて始まり、2010年代の後半から顕著になった。プロ野球でスコアボードに150キロが表示されても、もはや誰も驚かない。マエストリ氏が日本にいなかった時間は、まさにこの進化の期間に相当する。

 ただ、いつかこのような日がくるのも、想定していた様子だ。「日本の投手はいつも僕をかなり驚かせてきた。日本の投手が優れているのは知っているから、これを見ても驚きはしないよ」。元々日本の投手が長所としていた制球の良さ、変化球の多彩さに加え、パワーまで得たことで、世界での競争力もさらに高まったとする。

 今年の秋には「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」が開かれ、2026年にはWBCも予定される。第2戦で好投した大学生の2人は、今後の侍ジャパン入りも期待される。マエストリ氏も「信じられないよ。クレイジーだ。20歳そこそこなのにベテラン投手のようだった。すでに完成されている」。日本球界の底知れぬ潜在能力は、恐れに近い感情を抱かせたようだ。

(THE ANSWER編集部・羽鳥 慶太 / Keita Hatori)


W-ANS ACADEMY

1 2
W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
ABEMA Jleague
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集