「下手くそは練習するしかない」 元賞金女王・鈴木愛、“技体心”で磨いたスイングで単独首位
女子ゴルフの国内ツアー・明治安田レディス初日が7日、高知・土佐CC(6273ヤード、パー72)で行われ、ツアー通算18勝を誇る2017、19年賞金女王・鈴木愛(セールスフォース)が8バーディー、1ボギーの65で回り、単独首位発進した。オフは1か月ほどゴルフから離れるなどリフレッシュ。今年で30歳でベテランの領域に入る実力者は、“技・体・心”を掲げてシーズンに合わせてきた。
明治安田レディス
女子ゴルフの国内ツアー・明治安田レディス初日が7日、高知・土佐CC(6273ヤード、パー72)で行われ、ツアー通算18勝を誇る2017、19年賞金女王・鈴木愛(セールスフォース)が8バーディー、1ボギーの65で回り、単独首位発進した。オフは1か月ほどゴルフから離れるなどリフレッシュ。今年で30歳でベテランの領域に入る実力者は、“技・体・心”を掲げてシーズンに合わせてきた。
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理想を体現した一日だった。前半8番パー4の第2打。鈴木は残り135ヤードの左ラフから8アイアンを振り抜き、ピン奥3メートルにつけてバーディーを奪った。14番はこの日唯一のボギー。それでも、15番はバンカーから18ヤードのアプローチを70センチに寄せてバーディー。16番は4メートル、17番は6メートルのパットを沈め、最終18番まで4連続バーディーだった。
「形を気にするというより、どうやったら再現性が高くなるかを考えてスイング作りをしてきた。それが今、すごくハマっているので距離も伸びましたし、方向性もめちゃくちゃ良くなった」
12月から約1か月はラウンドをせずリフレッシュ。「ほぼ1年間ゴルフしっぱなし。やらない期間がほしい」。感覚を失うことを恐れてクラブを手放せない選手も多いが、思い切った。疲労を取り切り、1月末からは米合宿で集中。前週の開幕戦14位など合わせてくるのはさすがだ。再現性に必要なのは「技術」と言い切る。
「ゴルフはメンタルだと言われますけど、その前に技術がないと意味がない。下手くそは練習するしかない」。“技・体・心”の持論を掲げ、スイングをつくってきた。今年5月で30歳。昨季はショット、パットの苦戦もあり、23位だったが「今日で払拭できたかな」と自信を胸に突っ走る。
昨年8月以来の19勝目へ、第2日は前半を終えて2バーディー。単独首位をキープしている。
(THE ANSWER編集部)