侍デビューで159キロの剛腕が「ロウキ・ササキ似だ」 WBCで朗希撃ちのチェコ選手が2人の共通点を証言
野球の「カーネクスト 侍ジャパンシリーズ2024 日本vs欧州代表」が6日、京セラドームで行われ、日本代表「侍ジャパン」が5-0で勝利した。この中で鮮烈な印象を残したのが、日本の4番手で登板した21歳の山下舜平大投手(オリックス)だ。初めての代表選出で、自慢の直球は最速159キロを記録。2回を1安打無失点の圧倒的な投球に佐々木朗希投手(ロッテ)を重ね合わせたのが、2人と対戦しているマレク・フルプ外野手(チェコ)だ。
WBCで佐々木朗希から二塁打を打ったフルプ、今度は山下舜平大と対戦
野球の「カーネクスト 侍ジャパンシリーズ2024 日本vs欧州代表」が6日、京セラドームで行われ、日本代表「侍ジャパン」が5-0で勝利した。この中で鮮烈な印象を残したのが、日本の4番手で登板した21歳の山下舜平大投手(オリックス)だ。初めての代表選出で、自慢の直球は最速159キロを記録。2回を1安打無失点の圧倒的な投球に佐々木朗希投手(ロッテ)を重ね合わせたのが、2人と対戦しているマレク・フルプ外野手(チェコ)だ。
昨春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で見たボールが、脳裏をよぎった。フルプは6回1死から山下と対戦。3球目の158キロを中堅奥まで運んだものの、ライナーとなり凡退した。
フルプはWBCで、佐々木の163キロを左翼線二塁打としている。2人の共通点を問われると「ダグアウトで彼を見た時に、最初に言ったのはそれなんだ。彼がウォームアップしているのを見ていて、まさにロウキ・ササキに似てるな、と言っていたんだ」と驚きを生々しく語る。
山下は身長190センチ、体重98キロの恵まれた体格。160キロに迫る直球など、佐々木との共通点も多い。フルプも「速球もそうだし、速いスライダーもある。だからかなり彼のことを思い出したよ。2人ともとても輝かしい未来が待っているね」。日本球界の今を象徴する2人と対戦し、しっかりミートしたのは誇りだと言わんばかりだ。
昨季は16試合で9勝3敗、防御率1.61という好成績でパ新人王に輝いた山下だが、それだけで終わる器ではない。すでにMLB公式サイトも「次のMLBエースになりうる日本人先発」として取り上げており、海の向こうからの注目も集めている。
これについてもフルプは「分かるよ。彼がMLBでエースになるところは想像できる」と、高評価も当然と言わんばかりだ。
「彼はまだ21歳なんでしょ。さらに成長の余地がある。あの速球もさらに速くなるかもね。あれだけの球を投げるなら、MLBでも支配的になれるかもしれない。彼が最終的にどこまで行くか待ちきれないよ」
さらに、こうも口にした。「いつか彼から、ヒットを打つチャンスがあったと自慢できるかもね」。山下が活躍を続ければ、フルプの“勲章”ももう一つ増えることになる。
(THE ANSWER編集部)