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井上尚弥、米リング誌PFP6位浮上は「満場一致」 解説陣「イノウエに疑う余地なし」

PFP6位に浮上「従来の階級で正式なNO1」「もっと上にしたかった」

 全17階級のボクサーの実力を格付けする最新版のPFPでは前回7位から6位に順位を上げた。井上が抜いた相手はボクシング界で誰もが認める世界4階級王者のマイキー・ガルシア(米国)。39戦全勝中だ。パネリストのマーティン・ムルカヘイ氏は「この階級において、イノウエに関して疑いの余地はないと思う。私はテテより上に投票した」と評価した。

 同じくアダム・アブラモビッツ氏は「イノウエはPFPでも昇級すべきと考えた。マイキー・ガルシアより上に投票した。イノウエは正規王者と元王者を3階級において破壊している。これまでの階級では正式なNO1ファイターだ。彼は118パウンド(バンタム級)を席巻している。正規王者と元王者を1ラウンドかからずにノックアウトしている。これぞPFPの本質だ」と手放しで絶賛した。

 ムルカヘイ氏は「私からも異論はない。PFPについては失念していたが、スタイルポイントでガルシアよりもイノウエを上にするだろう」と同調。トム・グレイ編集担当は「私もイノウエは6位だ。もっと上にしたかったが、できなかった」と語ったという。

 PFPのトップ5はいずれもボクシング界のスーパースターだ。1位はWBAライト級王者で「精密機械」の異名で知られるワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)、2位はWBOウェルター級王者のテレンス・クロフォード(米国)、3位はWBA、WBCミドル級王者のカネロこと、サウル・アルバレス(メキシコ)がトップ3を形成している。次いで4位はカネロに敗れたGGGこと、ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)、5位は第1回WBSSクルーザー級優勝を果たした4団体統一王者のオレクサンドル・ウシク(ウクライナ)だ。

 世界5傑を目前にした井上。WBSSプロモーターのカレ・ザワーランド氏は来春の準決勝の舞台について「ラスベガスかロサンゼルスになるだろう」と語っている。2度目の米国上陸戦で井上はPFPトップ5の牙城を打ち破ることができるか。

(THE ANSWER編集部)


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