フェデラー、“ボールキッズ叱責問題”に持論 「いつだって敬意を払いたい」
テニスの世界ランク2位ロジャー・フェデラー(スイス)が、先日の試合で浮上したボールキッズと選手の関係について持論を展開。「敬意を払われるべきだ」と語っている。英メディアが報じている。
フェデラーがベルダスコの“ボールキッズ叱責”を受け持論語る
テニスの世界ランク2位ロジャー・フェデラー(スイス)が、先日の試合で浮上したボールキッズと選手の関係について持論を展開。「敬意を払われるべきだ」と語っている。海外メディアが報じている。
発端となったのは先月の深センオープンでの出来事だ。男子シングルスの準決勝でフェルナンド・ベルダスコ(スペイン)は西岡良仁(ミキハウス)に逆転負け。その試合中だった。
ボールボーイにタオルを持ってくるように要求したベルダスコ。しかし、ボールボーイの反応が遅れた。これにスペインの34歳は苛立ったようだ。両手をくるくると回し、早くしてくれというようなジェスチャーを見せた。ボールボーイが慌ててタオルを持って駆け寄ったが、さらに身振り手振りで何やら大声で言葉をかけ、苛立った素振りを続けた。
反応が遅れたボールボーイにも落ち度はあるが、34歳のベテランであり、元世界ランク7位のトップ選手の行動としては褒められるものではない。豪州版ヤフー公式ツイッターはベルダスコがボールボーイに詰め寄るシーンの様子を画像で公開。SNS上では非難が殺到していた。
英衛星放送「ユーロスポーツ」は、ベルダスコの振る舞いが話題を呼んでいることを伝えつつ、「ロジャー・フェデラーがボールボーイやボールガール達は敬意を払われるべきだと語る」と題して特集している。
記事によると、フェデラーは「素晴らしい仕事をしてくれているボールキッズの子供達に対して、いつだって敬意を払いたいと誰もが思っている。プレイヤーが常に感情をコントロールすることは簡単ではないけれど」と語っている。