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日本の窮地救った残り73秒のビッグプレー 中国PGを罠にはめたホーキンソン「彼を驚かせたと思う」

男子バスケットボールの「FIBAアジアカップ予選1次ラウンド Window1」第2戦が25日、東京・有明コロシアムで行われ、世界ランク26位の日本が同29位の中国に76-73で勝利し、開幕2連勝を飾った。3点差に追い上げられた試合終了残り1分13秒。日本はジョシュ・ホーキンソン(SR渋谷)と比江島慎(宇都宮)がダブルチームを仕掛けてボールを奪取。そのままホーキンソンが豪快なダンクを叩き込み、試合を決定づけた。相手に傾きかけた流れを引き戻すビッグプレー。本人も「大きなターニングポイントだった。勝利を確実なものにできて、嬉しく思うよ」と胸を張った。

中国戦、14得点&12リバウンドの活躍を見せたバスケ日本のジョシュ・ホーキンソン【写真:(C)FIBA】
中国戦、14得点&12リバウンドの活躍を見せたバスケ日本のジョシュ・ホーキンソン【写真:(C)FIBA】

FIBAアジアカップ予選1次ラウンド Window1

 男子バスケットボールの「FIBAアジアカップ予選1次ラウンド Window1」第2戦が25日、東京・有明コロシアムで行われ、世界ランク26位の日本が同29位の中国に76-73で勝利し、開幕2連勝を飾った。3点差に追い上げられた試合終了残り1分13秒。日本はジョシュ・ホーキンソン(SR渋谷)と比江島慎(宇都宮)がダブルチームを仕掛けてボールを奪取。そのままホーキンソンが豪快なダンクを叩き込み、試合を決定づけた。相手に傾きかけた流れを引き戻すビッグプレー。本人も「大きなターニングポイントだった。勝利を確実なものにできて、嬉しく思うよ」と胸を張った。

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 有明コロシアムに漂った重苦しい空気を一蹴した。3点差まで詰め寄られた第4クォーター終盤。井上宗一郎(越谷)が3本のフリースローを獲得するも全て外してしまい、残り1分25秒で3点差のまま中国にポゼッションが移った。相手に一気に流れが傾いてしまいかねない場面。ここで日本が勝負を仕掛けた。

 センターサークル付近でボールをキープしていた相手PGにホーキンソンが猛接近。ガードしていた比江島とともにダブルチームで追い詰めた。バックコートバイオレーションを恐れた相手PGがなんとかパスを出そうとするも、これをホーキンソンがスティール。そのまま豪快なスラムダンクを決め、リードを5点差に広げた。窮地を脱するビッグプレー。本人も「大きなターニングポイントだった。勝利を確実なものにできて、嬉しく思うよ」と誇らしげに振り返った。

「彼(相手PG)を驚かせたと思う。彼はハーフコートラインのすぐそこにいたから、どこにも行くところがなかった」としたり顔。「彼が(センター)ラインを越えたらすぐに罠にかけられるよう、僕とガード(比江島)の間で良いコミュニケーションができた。バックコートに戻ってしまったらバイオレーションになるようにね」。相手の行き場をなくす作戦が奏功したことを喜んだ。

 両チーム最多タイの12リバウンドに加え、14得点でダブルダブルを記録した。34分4秒のプレータイムは、37分7秒出場した馬場雄大(長崎)に次ぐチーム2位。日本のために何度も体を張り続けた。「こういう試合はいつも疲れるよ(笑)。だから特別なことじゃない。これだけの時間プレーするのは僕にとっては普通のこと。ファンから多くのエネルギーをもらったしね。JAPANの文字が胸にあるときは、ちょっと特別な感覚なんだ」。客席を真っ赤に染めたファンの後押しに感謝した。

(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro Muku)


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