「はい、2008年生まれの15歳です」 年齢も疑いたくなる張本美和の大逆転を早田ひな絶賛「人間じゃない」【世界卓球】
世界卓球団体戦は23日、女子準決勝が行われ、日本が香港を3-0で下して決勝進出。53年ぶり世界一をかけ、24日の決勝で絶対女王・中国との対戦が決まった。とりわけ、第1試合に登場した15歳の張本美和は0-2とリードされながらエース・杜凱琹を大逆転で下し、チームを勢いに乗せた。15歳とは思えぬ精神力を発揮したが、試合後のインタビューでは「はい、2008年生まれの15歳です」とアピールした。
世界卓球団体戦
世界卓球団体戦は23日、女子準決勝が行われ、日本が香港を3-0で下して決勝進出。53年ぶり世界一をかけ、24日の決勝で絶対女王・中国との対戦が決まった。とりわけ、第1試合に登場した15歳の張本美和は0-2とリードされながらエース・杜凱琹を大逆転で下し、チームを勢いに乗せた。15歳とは思えぬ精神力を発揮したが、試合後のインタビューでは「はい、2008年生まれの15歳です」とアピールした。
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今大会初めて第1試合に登場した張本は序盤硬さが見られ、香港のエース・杜凱琹に対して2ゲームを先取された。しかし、控えの伊藤美誠のアドバイスも受けながら徐々に本領を発揮。2ゲームを奪い返すと、最終ゲームは強烈なバックストレートを決めるなど崖っぷちで圧倒した。勝利を決めた途端、ほっとしたような安堵の笑みがこぼれ、15歳らしさを唯一感じさせた。
中継局のインタビューで福澤朗アナウンサーから「凄まじい逆転劇。素晴らしい修正力。あなたは本当に15歳ですか?」と問われた張本は「はい、2008年生まれの15歳です」とにっこり。「めちゃめちゃ緊張しました。今大会で一番」と言いながら「これまで自分が試合に出たのは全部2番手だったので、自分は後が好きで、1番でちょっと緊張があって出だしは悪かったけど、最後はしっかり調整して勝つことができて良かった」と話した。
続いてインタビューを受けたエースの早田ひなからは「張本選手が勝って1-0で回してくれた」と感謝され、「これだけで大舞台で結果を出せるのが凄い。格上の選手に0-2から負けていて、3ゲームを取り返す。普通はできない。人間じゃないんじゃないか」とも言われた。本人は「いやあ、人間なんですけどねえ……」とまたにっこりと笑い、「毎試合やらせていただく試合で成長させてもらっている」と語った。
(THE ANSWER編集部)