大金星目前で無念の棄権、格下チェコが台湾戦で示した実力に中国メディア驚き「脅威になるとは…」【世界卓球】
韓国・釜山で行われている世界卓球団体戦で、大金星目前ながらも無念の結末となる出来事が起こった。19日に行われた男子1次リーグ、日本と同じ5組で世界ランキング27位のチェコは同9位の台湾をあと一歩のところまで追い詰めながら、最終5人目が負傷のため無念の棄権。卓球大国の中国メディアもこの結末について「実に思いがけないこと」「不確実性にあふれ、人の予想を超えてくるもの」など驚きや同情を交えて報道している。
世界卓球団体戦
韓国・釜山で行われている世界卓球団体戦で、大金星目前ながらも無念の結末となる出来事が起こった。19日に行われた男子1次リーグ、日本と同じ5組で世界ランキング27位のチェコは同9位の台湾をあと一歩のところまで追い詰めながら、最終5人目が負傷のため無念の棄権。卓球大国の中国メディアもこの結末について「実に思いがけないこと」「不確実性にあふれ、人の予想を超えてくるもの」など驚きや同情を交えて報道している。
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日本戦の裏でドラマが生まれていた。ともに2勝1敗で並ぶチェコと台湾の対戦。第1試合でチェコはヤンカリクが高承睿をストレートで破り、第2試合はポランスキーが敗れたものの、第3試合でマルティンコが42歳のベテラン・荘智淵をフルゲームの末に撃破した。第4試合でヤンカリクが世界ランク8位の林昀儒に敗れ、最終第5試合に団体戦の勝敗が委ねられたが、第1ゲーム0-4となった場面でポランスキーが棄権。高承睿の勝利が決まり、台湾が辛うじて1敗を守った。
中国の専門メディア「卓球ネット」は「世界卓球:林昀儒が大活躍で2ポイント獲得。勝敗につながる最後の試合をチェコが棄権」との見出しで報道。「釜山世界卓球でハラハラドキドキの対決が繰り広げられた。台湾の男子チームが猛烈な攻撃に遭い、世界チャンピオン経験者の荘智淵、希望の星、高承睿がともに惨敗した。林昀儒が果敢なプレーで2ポイントを獲得したが、その後、試合は劇的な形で終了した」と記した。
幕切れとなった最後のシーンについては「チェコのポランスキー選手が負傷して試合が続けられなくなり、台湾勝利の判定が下された。長い試合を繰り広げた結果、最終的にこのような形で試合が終わるとは、実に思いがけないことであった」と伝えている。
下馬評は世界ランク通り、台湾有利。同メディアも「一方でチェコチームはヨーロッパでもまだ一流のレベルには達しておらず、試合の前には台湾チームの脅威になるとは考えられていなかった」と見ていたが「始まってみると、状況はファンの予想を大きく覆すものだった」とチェコの健闘に驚いた記述も見られた。
それだけに「最後の対戦に注目が集まる中、チェコのポランスキーは負傷により試合が継続できなくなり、最終的にチェコは台湾に敗れることとなった」と予想外の結末に対し「競技スポーツは実に不確実性にあふれ、人の予想を超えてくるものだ」とあらゆる可能性があったことに触れつつ、同情的な見解を示していた。
(THE ANSWER編集部)