日本に敗戦後舞台裏で泣いた女子選手にSNS感涙 「ヒラノへの番狂わせを応援した」「誇りだ」【世界卓球】
世界卓球団体戦(韓国・釜山)は19日、女子グループリーグ最終戦でチーム世界ランク2位の日本が同14位ブラジルに3-0で勝利を収め、首位突破を決めた。一方、ワールドテーブルテニスは第2戦で平野美宇に惜敗し、涙を流すイラン選手の動画を「自分の感情に圧倒された」と公開。海外ファンから「ヒラノへの番狂わせを応援した」と反響が集まっている。
世界卓球
世界卓球団体戦(韓国・釜山)は19日、女子グループリーグ最終戦でチーム世界ランク2位の日本が同14位ブラジルに3-0で勝利を収め、首位突破を決めた。一方、ワールドテーブルテニスは第2戦で平野美宇に惜敗し、涙を流すイラン選手の動画を「自分の感情に圧倒された」と公開。海外ファンから「ヒラノへの番狂わせを応援した」と反響が集まっている。
悔しい。マッチポイントを握りながら勝てず、舞台裏で泣いた。頭を抱え、目元の涙を拭っているのは、イランの23歳アシュタリ・マシッド。気迫を見せながら懸命に戦う姿もあった。世界ランクは709位。精度の高いブロックやプッシュで18位の平野にくらいついたが、フルゲーム(11-6、11-9、6-11、11-13、11-13)の末に大逆転負けを許した。
17日の第2戦で日本が3-0で勝利した。19日に動画を公式SNSに公開したWTTは、文面で「アシュタリ・マシッドはミウ・ヒラノに2-3で敗れた後、自分の感情に圧倒された」と脚光を浴びせた。動画ではBGM付きで「アシュタリは最後のポイントで敗れたが、ワンダフルな試合をした」と称え、「卓球は一筋縄ではいかない、だから私たちは卓球を愛している」とつづった。
これには感涙した海外ファンも多かったようで、「アメージングだった、輝き続けて」「よくやったイラン」「この試合の君のパフォーマンスは素晴らしかった」「とてもとても接戦だった。彼女がヒラノに番狂わせするのを応援していた」「誇りに思うよ」と健闘を称えている。
試合後はコート上で一緒に記念撮影した両国の様子が中継に映り、話題を集めていた。日本は19日のブラジル戦で勝利を収め、首位突破。21日から決勝トーナメントに入る。卓球の、スポーツの魅力を伝えてくれる世界の選手たちの戦いに注目だ。
(THE ANSWER編集部)