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なぜ、彼らは抱き合ったのか― 名手の“奇妙な併殺崩し”に米衝撃「10月のロマンス」

米大リーグのワイルドカードゲームが2日(日本時間3日)行われ、ロッキーズが、カブスを2-1で破って地区シリーズ進出を決めた。延長13回までもつれる死闘で、話題を集めているのは、延長11回のカブスのハビアー・バエズと、ロッキーズの三塁手のノーラン・アレナドが交錯した瞬間に抱き合う場面だ。奇妙な抱擁の瞬間を米メディアが公開。大反響を呼んでいる。

ハビアー・バエズ(左)、ノーラン・アレナド【写真:Getty Images】
ハビアー・バエズ(左)、ノーラン・アレナド【写真:Getty Images】

延長13回の末に決着した死闘で注目は名手同士の“奇妙なハグ”のシーン

 米大リーグのワイルドカードゲームが2日(日本時間3日)行われ、ロッキーズが、カブスを2-1で破って地区シリーズ進出を決めた。延長13回までもつれる死闘で、話題を集めているのは、延長11回のカブスのハビアー・バエズと、ロッキーズの三塁手のノーラン・アレナドが交錯した瞬間に抱き合う場面だ。奇妙な抱擁の瞬間を米メディアが公開。大反響を呼んでいる。

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 なぜ彼らは抱き合ったのか――。負ければ終わりの一発勝負。注目を集めているのは意外なシーンだった。同点の延長11回だ。カブスは1死一、二塁の一打サヨナラの好機を作った。マウンドには元阪神の呉昇桓。打席のコントレラスの打球は平凡な三塁へのゴロ。完全な併殺コース……と思われた次の瞬間だ。

 三塁へ向かった二塁走者のバエズは途中で急失速。三塁手のアレナドに抱き着いたのだ。結局バエズにタッチした形となり2死となったが、5-4-3の併殺を狙っていたアレナドの送球を阻止し、ダブルプレーを免れる好走塁となった。

 このシーンに脚光を浴びせているのは、米専門メディア「スポーツ・デイリー」だった。「見て。ハビアー・バエズとノーラン・アレナドがベース上で抱き合った」と題してレポートしている。

「最も異様な出来事は11回裏に起こった。我々はダイヤモンド上で目撃者となった。カブスは走者一、二塁でコントレラスは三塁にゴロを飛ばした。アレナドはそれを受け取り、バエズはダブルプレーを免れるために三塁へ向かった。彼はスピードを緩めて、アレナドはそれを回避しようとした。しかし、彼らは互いに見合わせ、最後は抱きついた」

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