21戦全勝のボクシング世界王者、突然の引退表明に米記者は疑問視「実際の可能性はゼロだ」
ボクシングの世界3階級制覇王者シャクール・スティーブンソン(米国)が29日(日本時間30日)、自身のX(旧ツイッター)で「私は正式に引退する」と突然投稿。ボクシングファンを騒然とさせたが、米国の著名ジャーナリストは「彼が実際に引退する可能性はゼロだ」と指摘。投稿内容を疑問視している。
スティーブンソンが「正式に引退」と突然投稿も…
ボクシングの世界3階級制覇王者シャクール・スティーブンソン(米国)が29日(日本時間30日)、自身のX(旧ツイッター)で「私は正式に引退する」と突然投稿。ボクシングファンを騒然とさせたが、米国の著名ジャーナリストは「彼が実際に引退する可能性はゼロだ」と指摘。投稿内容を疑問視している。
26歳のスティーブンソンはプロ戦績21戦無敗(10KO)の猛者。昨年11月にはWBC世界ライト級王座決定戦でエドウィン・デ・ロス・サントスに3-0の判定勝ちを収め、フェザー級、スーパーフェザー級に続く3階級制覇を達成した。
この度の投稿では「私はボクシングというスポーツから正式に引退する」と突然引退を表明。「自分の技術を仕上げること、そして次の世代が偉大になり、夢を追いかけるのを助けるために永遠にジムにいる」としているが、現役王者の投稿にネット上のボクシングファンは驚いていた。
だが米著名ボクシングジャーナリストのダン・ラファエル氏は「シャクールは何かにイライラしているようだ。私が思うに、感情的な投稿だ。敬意を表すが、昨年のテオフィモ(ロペス)や、それ以前のタイソン・フューリーなどが引退する可能性がゼロだったように、彼が実際に引退する可能性はゼロだ」とXに投稿。これまでにも引退を示唆しながら結局は戦い続けたボクサーがいたように、スティーブンソンも一時的な感情から投稿したものだと指摘していた。
(THE ANSWER編集部)