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「活躍できたのはどうして?」 バレー日本代表・古賀紗理那が11歳少女に笑顔で回答、NECは2連勝

バレーボールのV1リーグ女子レギュラーラウンドが28日、東京・大田区総合体育館などで行われ、今季3位のNECレッドロケッツが同11位のKUROBEアクアフェアリーズに3-0(25-9、25-13、25-20)でストレート勝ちした。日本代表の古賀紗理那は14得点(アタック13、ブロック1)。2連勝で2位に浮上し、「私たちのしたいバレーができたのが勝因」と今季ホーム最終戦を振り返った。

14得点を決めた古賀紗理那【写真:中戸川知世】
14得点を決めた古賀紗理那【写真:中戸川知世】

バレーボールV1リーグ

 バレーボールのV1リーグ女子レギュラーラウンドが28日、東京・大田区総合体育館などで行われ、今季3位のNECレッドロケッツが同11位のKUROBEアクアフェアリーズに3-0(25-9、25-13、25-20)でストレート勝ちした。日本代表の古賀紗理那は14得点(アタック13、ブロック1)。2連勝で2位に浮上し、「私たちのしたいバレーができたのが勝因」と今季ホーム最終戦を振り返った。

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 NECはサーブで相手を崩し、主導権を握った。第1セット(S)は古賀、タイ代表のコンヨット・アチャラポーン、米国出身のダニエル・ドルーズなど強力攻撃陣が躍動。6-3から3人のアタックなどで6連続ポイントを奪った。コンヨットは21-7からブロックを決めてガッツポーズ。23-7からクロスにアタックを叩き込んだ。

 第2Sは序盤にリードを許したが、古賀が8-6からストレートにぶち抜いてどよめきが起きるなど主導権を奪い返した。ここから8連続得点。ブロックでも貢献し、チームを勢いづけた。第3Sもリベロの大工園彩夏が好レシーブ。23-20からアタックを決めた古賀は、マッチポイントでも強烈なアタックを披露。跳ね返ってきたボールをそのまま叩き込み、試合を決めた。

「Vリーガー・オブ・ザ・マッチ(VOM)」に輝いた古賀はコート上のインタビューで「今季最後のホームゲームを勝利で飾ることができて嬉しいです」とコメント。「特に今日はスタートからしっかりサーブが走った展開。私たちのしたいバレーができたのが勝因かなと思います」と振り返った。キッズインタビューでは、11歳になったばかりの女の子から「今日活躍できたのはどうしてですか?」と質問を受けた。

「スタートからチーム全員で声を掛け合いながら戦うことができたのが今日の勝因だと思います」と堂々と答えた日本代表。さらに「私は昨日11歳になりました。11歳の頃はバレーボールをやっていましたか?」と聞かれ、「はい、していました」と笑った。記念撮影では180センチの長身を屈め、中腰で一緒にピースサイン。ファンサービスに応じ、微笑ましい光景に会場から拍手が送られた。

 同じくVOMを受賞した大工園は「チームのみんなに感謝の気持ちでいっぱいです。毎試合、毎試合、自分のやることを明確にして試合に臨みました。どんな状況でもコミュニケーションを取ることを常にできたのがよかった」と強調。古賀と同じく女の子の活躍理由に関する問いに「チーム全員でコミュニケーションを取ることかなと思います」と優しく返答した。

 NECは昨年レギュラーラウンド4位ながらファイナルステージで優勝。12月の皇后杯も連覇を飾った。古賀は「今シーズン最後のホームゲームでこのようにたくさんの方々に声援を送ってくださって感謝しています。後半戦、本当にタフなゲームが続きますが、今年も優勝を目指して戦っていきますので、引き続きたくさんの応援をよろしくお願いします」と連覇を見据えた。

 次戦は2月3日に愛知・西尾市総合体育館でアランマーレと対戦。KUROBEは富山・黒部市総合体育センターで東レ戦を迎える。

(THE ANSWER編集部)


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