リング禍防止へ、日本ボクシング界初の「STOP」タオル導入 23日世界戦で、JBC「わかりやすくなる」
ボクシングのWBA&WBC世界ライトフライ級(48.9キロ以下)タイトルマッチ12回戦が23日、エディオンアリーナ大阪で行われる。22日の前日計量は、2団体統一王者・寺地拳四朗(BMB)が48.7キロ、元WBA正規王者のWBA1位&WBC2位カルロス・カニサレス(ベネズエラ)が48.8キロで一発パス。統一戦ルールで実施されるが、リング禍防止へ日本で初めて「STOP」タオルが導入されることになった。
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ボクシングのWBA&WBC世界ライトフライ級(48.9キロ以下)タイトルマッチ12回戦が23日、エディオンアリーナ大阪で行われる。22日の前日計量は、2団体統一王者・寺地拳四朗(BMB)が48.7キロ、元WBA正規王者のWBA1位&WBC2位カルロス・カニサレス(ベネズエラ)が48.8キロで一発パス。統一戦ルールで実施されるが、リング禍防止へ日本で初めて「STOP」タオルが導入されることになった。
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日本ボクシングコミッション(JBC)の安河内剛本部事務局長が取材に対応。寺地戦は両陣営が試合中に棄権を申し出る際、「STOP」と描かれた大きな赤いタオルでアピールするという。海外ではWBCですでに実施された方法。日本開催の試合では初採用となる。
安河内氏は「WBCはタオルを禁止していましたが、(他の団体や国内でも)最近は陣営が棄権をアピールしてもレフェリーが気づかないことがありました。その間に不要なパンチをもらうと、健康管理上よくありません」と経緯を説明。「日本国内の試合でもストップが遅れるケースがある。(観客など)誰が投げ入れたかわからないこともあるので(今回は)よりわかりやすくなります」と話した。
メインイベントの寺地は「練習してきたことを出すだけ。細かい技術を出していきたい」と勝利を誓った。試合は4回、8回終了後に採点を公表するWBCルールを採用。近年の世界戦で行われてきたビデオ判定は、技術的な問題で実施しないという。
第4試合のWBA世界フライ級(50.8キロ以下)タイトルマッチ12回戦はスリーノックダウン制となり、1ラウンドの間に3度ダウンを喫した時点でTKO負け。4回終了前までに偶然のバッティングで試合続行不可能になれば、ノーディシジョン(無効試合)となる。これまではドローだったが、安河内氏は「昨年のWBA総会で決まりました」と明かした。
同試合では、世界初挑戦の同級1位・ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)が50.8キロ、6度防衛中の王者アルテム・ダラキアン(ウクライナ)が50.4キロで一発クリア。セミファイナルの121ポンド(約54.89キロ)契約8回戦に臨む東洋太平洋&日本スーパーバンタム級7位・那須川天心(帝拳)は54.8キロ、ルイス・ロブレス(メキシコ)は54.2キロで一発パスした。興行は「Prime Video presents Live Boxing」の第6弾として開催される。
(THE ANSWER編集部)