階級最強王者・寺地拳四朗、日本人キラーの難敵も関係なし 「それを上回るのが僕なので」
ボクシングのWBA&WBC世界ライトフライ級2団体統一王者・寺地拳四朗(BMB)が23日、エディオンアリーナ大阪で元WBA正規王者のWBA1位&WBC2位カルロス・カニサレス(ベネズエラ)との防衛戦を行う。21日は大阪市内のホテルで会見。興行のメインイベントを任された王者は、日本人キラーの難敵撃破を誓った。戦績は32歳の寺地が22勝(14KO)1敗、30歳のカニサレスが26勝(19KO)1敗1分け。
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ボクシングのWBA&WBC世界ライトフライ級2団体統一王者・寺地拳四朗(BMB)が23日、エディオンアリーナ大阪で元WBA正規王者のWBA1位&WBC2位カルロス・カニサレス(ベネズエラ)との防衛戦を行う。21日は大阪市内のホテルで会見。興行のメインイベントを任された王者は、日本人キラーの難敵撃破を誓った。戦績は32歳の寺地が22勝(14KO)1敗、30歳のカニサレスが26勝(19KO)1敗1分け。
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階級最強の呼び声高い寺地は、堂々とした振る舞いだった。「体重もいい。勝てるように仕上がっている。あとは試合を待つだけです」。勝てばWBAは3度目、WBCは4度目の防衛。具志堅用高氏に並び、日本人歴代3位の世界戦通算14勝となる。井岡一翔の22勝、井上尚弥の21勝に次ぐ記録だ。ライトフライ級では、世界戦13戦連続防衛の日本記録を持つ具志堅氏に並ぶ最多となる。
カニサレスは過去に田口良一と引き分け、小西伶弥と木村翔に判定勝ち。日本人に2勝1分けで“日本人キラー”の難敵だが、寺地は「それを上回るのが僕なので絶対に勝ちます」と心強い。印象についても「特に『こんな感じか』とかはない。予想通りで特に動揺することはない」とバッサリ。「でも、強い選手なので油断できひん。その中で倒して絶対に勝つので見てほしい」と期待を求めた。
同王座8度防衛後の2021年9月に一度王座陥落したが、再起後4連勝は全てKO。昨年9月には指名挑戦者のWBC1位ヘッキー・ブドラー(南アフリカ)に9回TKO勝ちした。今後は他団体王者との統一戦が実現できなければ、1つ上のフライ級転向も視野に入れている。
「(今回は統一戦ではないが)モチベーションが下がることはない。強い選手なのでモチベーションは高い。統一戦ができるならしたいし、無理なら(階級を)上げたい。どうなっても大丈夫な状態にしたい。とりあえずベルトを増やせれば」
一方、カニサレスは「体調はとてもいい。体重もきちんと予定通り落ちている」と順調。「勝利をベネズエラに持って帰りたい。(寺地を見て)特に心を乱すようなことはない。とても落ち着いてる。何も失うものはないので勝つだけ。このチャンスを嬉しく思う。スペクタクルな試合をしたい。観客の皆さんが満足するように勝利したい。遠い国から勝ちに来たんだから」と王座奪取を誓った。
〇…興行は「Prime Video presents Live Boxing」の第6弾として開催される。セミファイナルでは、東洋太平洋スーパーバンタム級6位&日本同級7位・那須川天心(帝拳)がボクシング転向3戦目として121ポンド(約54.89キロ)契約8回戦に臨み、ルイス・ロブレス(メキシコ)と対戦する。WBA世界フライ級1位のユーリ阿久井政悟(倉敷守安)は、6度防衛中の王者アルテム・ダラキアン(ウクライナ)に世界初挑戦。与那覇勇気(真正)と辰吉寿以輝(大阪帝拳)の54.5キロ契約8回戦も行われる。
(THE ANSWER編集部)