那須川天心、猪木の「風車の理論」と名言で初KOに意欲「やる前から負けること考える馬鹿いるかよ」
記者の質問に猪木の名言、ビンタは…
記者からは「試合前に聞いて申し訳ないが」と踏まえた上で、KOできなかった場合のことを聞かれた。「やる前から負けること考える馬鹿いるかよ、ですよ」。那須川はニヤリと笑った。現役時代の猪木がインタビュアーの問いかけに放った名言。本家のように記者をビンタすることはなかったが、胸に秘める闘魂を垣間見せた。
「もし(KOを)できなかったら(試合までの)自分のマインドが何か違ったのかなということ。一試合、一試合、マインドを変えてやっています。触れるもの、会う人によって試合までの過程が変わるし、それぞれが全部繋がっている。試合以外でも食べ物を変えたり、新しい取り組みをできています。それがハマればこれから続けられる。まだ今は全部ハマっている感じはしないです」
当然ながら、まだ伸びしろは十分。今回も“天心がどう倒すか”の視線を歓迎する。「みんなの見方も定まっていいんじゃないですか。そこ(周囲の声)とはずっと闘いたい。全員が納得する決着を」。神童はリングで暴れる姿を思い描いた。
〇…興行は「Prime Video presents Live Boxing」の第6弾として開催される。メインイベントではWBA&WBC世界ライトフライ級2団体統一王者・寺地拳四朗(BMB)が、元WBA正規王者のWBA1位&WBC2位カルロス・カニサレス(ベネズエラ)と防衛戦を予定。WBA世界フライ級1位のユーリ阿久井政悟(倉敷守安)は、6度防衛中の王者アルテム・ダラキアン(ウクライナ)に世界初挑戦。与那覇勇気(真正)と辰吉寿以輝(大阪帝拳)の54.5キロ契約8回戦も行われる。
(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)