コットに3回TKO勝ちで再起戦飾る、母国メディアは歓喜「リナレスが復活」

　ボクシングのスーパーライト級12回戦（米カリフォルニア）は29日（日本時間30日）、元3階級制覇王者のWBAライト級1位ホルヘ・リナレス（ベネズエラ、帝拳）が元WBC中南米カリブ・スーパーライト級王者アブネル・コット（プエルトリコ）に3回1分31秒TKO勝ち。再起戦を勝利で飾った。海外メディアは強烈な右ストレートで相手をキャンバスに沈めた瞬間を動画付きで公開。さらに「リナレスが華々しい様でリングに帰ってきた」などと続々称賛が集まっている。

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　リナレスが高らかに復活の雄たけびを上げた。2回にカウンターから右ストレートでダウンを奪うと、3回にも再び右ストレートでダウンを奪取。恐怖を与えんばかりの強打を示した。さらに、起き上がった相手に対し、容赦なくラッシュを浴びせると、レフェリーがストップをかけた。TKO勝ち。完勝だった。

　海外メディアも続々と反応した。リナレスの母国強烈ベネズエラメディア「Meridiano」は右ストレートでダウンを奪ったシーンを公式ツイッターに動画付きで紹介。さらに、公式サイトでも「ホルヘ・リナレスが復活、コット相手に己の力を見せつけた」と報じ、「リナレスは彼ができるすべてのことを見せ、まだ力を持っていることをパンチで示した」と復活に歓喜している。

　海外衛星放送「ビーイン・スポーツ」スペイン版は「ホルヘ・リナレスが華々しい様でリングに帰ってきた」と報じ、「かつてのベネズエラの世界王者、ホルヘ・リナレスが説得力を持ってリングに帰ってきた。3ラウンドにプエルトリコのアブナー・コットをノックアウト」とレポートしている。