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負傷の三笘薫をなぜ選んだ? 中国の著名解説者が指摘する狙い「名将・森保が自信を持っている」

サッカーのアジアカップが遂に開幕。森保一監督率いる日本代表は、14日にベトナムとの初戦を迎える。連勝を続ける日本について、中国の著名な解説者が大会前に絶賛。「ヨーロッパでプレーをする日本選手だけで3つもチームを作ることができる」と驚きを語り、「おそらく準決勝、あるいは決勝に進まなければ真の競争相手には遭遇しないだろう」と勝ち進むことを予想している。

三笘薫(画像はカタール・ワールドカップのもの)【写真:ロイター】
三笘薫(画像はカタール・ワールドカップのもの)【写真:ロイター】

アジアカップ開幕、日本は14日ベトナム戦

 サッカーのアジアカップが遂に開幕。森保一監督率いる日本代表は、14日にベトナムとの初戦を迎える。連勝を続ける日本について、中国の著名な解説者が大会前に絶賛。「ヨーロッパでプレーをする日本選手だけで3つもチームを作ることができる」と驚きを語り、「おそらく準決勝、あるいは決勝に進まなければ真の競争相手には遭遇しないだろう」と勝ち進むことを予想している。

 中国メディア「ジーボーバ」は、サッカー解説者の詹俊氏が自身の番組で日本について語った内容を紹介している。同氏は地元テレビ局で解説を務めるなど、様々な場でサッカー解説を務め、中国版SNS「ウェイボー」のフォロワー数は1700万人を誇る。同国サッカーファンには知られた存在だ。

 ただ一つの優勝候補として日本を挙げ、連勝中にドイツ、トルコなど欧州のチームを下していることに注目。「その価値は非常に高い」と評価した。「それでは、この日本代表は史上最強の日本代表なのだろうか。多くのファンは疑問に思っているに違いない。なんといっても、今の代表チームの選手はまだ、欧州で中田英寿、中村俊輔、香川真司があげたほどの成果をあげているわけではないのだから」と投げかけたという。

 同氏は「これこそが日本代表の恐ろしい点でもある」と力説。「彼らが拠り所とするのはチームとしての団体の実力であり、陣容の深さなのだ。日本は欧州でプレーをする選手だけで3つもチームを作ることができる。そして、どのチームがアジアカップに参加しても、それぞれに優勝できる実力を持つ。これは決して誇張などではない」と、欧州勢がかなり多くなった選手層の厚さに注目した。

 今回の代表には鎌田大地、古橋亨梧、田中碧などが不在であることにも注目し「この3人の有力選手ですらアジアカップの名簿には入っていない。この点からも名将・森保一が自分が選んだ今の選手に大きな自信を持っていることが窺える」と語っている。負傷を抱えながらも代表入りした三笘薫に関しては「彼を選んだ点からも、森保の優勝に対する決意を窺える」「準決勝、あるいは決勝でこの左ウィングを使いたいと思っている。それができれば、彼を選んだ目的は達せられる」と森保監督の狙いも指摘した。

 三笘が出られなかったとしても「日本は大して心配する必要はない」と同氏は語る。堂安律、浅野拓磨といった実力者の名前を挙げたほか、伊東純也の「クレイジーな突破とクロス」を称賛。さらに「最も注目すべきは、スペインで活躍するこの久保建英であろう」と久保をキーマンとして分析していた。

「この日本代表チーム唯一の弱点は、おそらく密集したディフェンスを突破する力だろう。欧州のトップクラスの強敵と比べ、日本チームになお一定の距離がある。しかし、これはアジアカップである。日本チームはその過程で、おそらく準決勝、あるいは決勝に進まなければ真の競争相手には遭遇しないだろう」と、日本が大会終盤まで勝ち上がることを予想していた。

(THE ANSWER編集部)


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