セリーナ騒動、現役トップ選手5人の賛否を米特集「一致するのは大坂の喜び台無し」
ウォズニアッキは擁護「彼女は指示を仰いだりする選手ではない」
「歴代最多に並ぶ24回目のグランドスラム制覇を目指して戦っていれば、感情的にもなるはず。コートに立てば、何か期するものもあるはず」とも語ったウォズニアッキは「セリーナのことを知っていて、彼女のキャリアを見てきた人間なら、彼女が試合中にコーチの指示を受けたり、指示を仰いだりする選手ではないことは分かるはず」と不正を働く選手ではないと断言したという。
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また、ラモス氏の判定については「あの場面で軽く注意する程度にしておくべきだった。そして、コーチが指示していると気づいたのであれば、それをやめさせるべきだった」と述べ、「より厳格なルールが必要だと思う。(現行ルールは)どこかグレーな部分があるから」とあいまいな基準を排除するように訴えたという。
全米ファイナリストの経験もある同18位のマディソン・キーズ(米国)は「(セリーナは)個人攻撃を受けたと感じているはず」と言い、記事では「他の米国選手たちは責任者が今回のことから学ばなければいけないとしている」と記述。そして、今回の騒動において一番の“被害者”が大坂であることも伝えている。
「誰もが一致しているのは、この一件が、オオサカのグランドスラム・チャンピオンという喜びを台無しにしてしまったということ。特に、トロフィー授与の際に観客が(審判に対し)ブーイングをした場面だ」
このように同情し、クビトバは「ナオミにとっては気の毒だった。彼女は見事な戦いをしたのに、不運なことに観客がそれを称えようとしなかった」、キーズも「グランドスラム優勝を果たした彼女の口から一番先に出てきた言葉はアイム・ソーリーだった。とても嫌な気持ちにさせられたわ。あの光景を目にするのは、本当に悲しかった」と語ったコメントを紹介している。
決勝から2週間たっても、大手放送局が特集を組むほど。それだけ、今回のセリーナ騒動が米スポーツ界にとって大きなインパクトを与えてしまったようだ。
(THE ANSWER編集部)