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井上尚弥、世界最高権威の「リング誌」年間最優秀選手賞を日本人初受賞 アジア人でもパッキャオ以来の快挙

ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が5日(日本時間6日)、世界で最も権威あるボクシングの米専門誌「ザ・リング」の2023年「Fighter of the Year」(年間最優秀選手)に選ばれた。日本人としては初の快挙で、アジア人選手としても元世界6階級制覇王者マニー・パッキャオ(フィリピン)以来の受賞となる。

タパレスに10回KO勝ちを収めた井上尚弥【写真:荒川祐史】
タパレスに10回KO勝ちを収めた井上尚弥【写真:荒川祐史】

井上本人もコメント「2024年はより一層強い井上尚弥を」

 ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が5日(日本時間6日)、世界で最も権威あるボクシングの米専門誌「ザ・リング」の2023年「Fighter of the Year」(年間最優秀選手)に選ばれた。同誌が公式サイトで発表。日本人としては初の快挙で、アジア人選手としても元世界6階級制覇王者マニー・パッキャオ(フィリピン)以来の受賞となる。


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 井上は2022年12月にバンタム級の4団体統一を果たし、昨年からスーパーバンタム級に転向。7月の初戦でいきなりWBC&WBO世界同級2団体統一王者だったスティーブン・フルトン(米国)に8回TKO勝ちを収めると、12月にはもう一人の2団体統一王者マーロン・タパレス(フィリピン)を10回KOで下し、初戦からわずか5か月で4団体統一を果たした。

 発表したリング誌の文面では「イノウエは、当時『ザ・リング』のスーパーバンタム級のNo.1と2だったフルトンとタパレスを、同級での最初の2試合で破った」「そして彼はそれ(同級4団体統一)級を(同級への転向表明から)12か月のスパンで成し遂げた」と高評価されていた。

 2階級での4団体統一は、男子ではテレンス・クロフォード(米国)以来史上2人目の快挙となる。タパレス戦に勝利してから一夜明けの取材で、井上はパウンド・フォー・パウンド(PFP)や年間最優秀賞について「そこを目指してないけど、順位や賞をいただけるのは嬉しいです」と話していた。

 次戦は5月が想定され、WBAは4月にタパレスに判定負けしたムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)が、WBCは元世界2階級制覇王者ルイス・ネリ(メキシコ)が指名挑戦権を持つ。IBF、WBOはサム・グッドマン(豪州)が1位につけるが、米メディアなどでは東京Dでネリと対戦することが有力視されている。

 自身のXで受賞についてコメントした井上は「権威あるリング誌の2023年最優秀選手賞に選出して頂き、大変光栄に思います。ですがこれも昨年の事として、2024年はより一層強い井上尚弥をお見せできる様精進して参ります」と更なる飛躍を誓っていた。

(THE ANSWER編集部)


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