欧州組20人のサッカー日本代表に対抗心 韓国代表の強みを地元紙強調「日本も追いつくのが難しい」
サッカーのアジアカップは現地時間12日にカタールで開幕する。5度目の頂点を狙う日本代表の26選手が1日に発表されたのを受け、韓国サッカー界に驚きが広がっている。韓国紙「スポーツソウル」は「これはアジアのチームなのか…欧州組20人の日本、頭数では圧倒的」と、海外でプレーする選手の数の違いを指摘。その一方で「質と重量感では日本に負けない」と64年ぶりの優勝へ自信を見せている。
アジアカップが12日にカタールで開幕
サッカーのアジアカップは現地時間12日にカタールで開幕する。5度目の頂点を狙う日本代表の26選手が1日に発表されたのを受け、韓国サッカー界に驚きが広がっている。韓国紙「スポーツソウル」は「これはアジアのチームなのか…欧州組20人の日本、頭数では圧倒的」と、海外でプレーする選手の数の違いを指摘。その一方で「質と重量感では日本に負けない」と64年ぶりの優勝へ自信を見せている。
元日に行われた国際親善試合でタイ代表に5-0で大勝した日本代表。直後にアジア杯メンバーを発表し、英プレミアリーグ、ブライトンの三笘薫やスペイン1部、レアル・ソシエダの久保建英が選ばれた。欧州でプレーする選手は26人中20人という陣容だ。
「スポーツソウル」紙の記事では「欧州組の数だけを見れば、日本が断然圧倒的だ」「日本のアジアカップ最終エントリー26人のうち、欧州リーグ所属は何と20人。チームの76.9%が欧州組だ」「日本のJリーグでプレーする選手は5人だけ」と構成に驚くばかり。一方、年末に発表された韓国代表は、エントリー26選手のうち欧州組は12人で半数に満たない。代わって韓国Kリーグに所属する選手が11人を占める。特にDFは9人中7人がKリーグ組だと指摘している。
ただ同紙は「違いがあるとすれば“質”だ。韓国は質と重量感では日本に負けない」としている。「世界クラスのソン・フンミン(トッテナム)は日本の選手も追いつくのが難しい高い水準にいる」とした上で英プレミアリーグで今季10得点を挙げているファン・ヒチャン(ウルヴァーハンプトン)や、仏1部のパリ・サンジェルマンで主力を張るイ・ガンインの名を挙げ「久保や三笘がいくらうまくプレーしても、この組み合わせよりいいと断言はできない」と攻撃陣に自信を持っているようだ。
中盤以降についても「世界最高のセンターバックとして評価されるキム・ミンジェ(バイエルン・ミュンヘン)もいる。イ・ジェソン(マインツ)、ファン・インボム(レッドスター・ベオグラード)も日本に大きく劣るとは思えない」とした。
韓国はアジアカップで1956年、1960年の連覇を最後に優勝がなく、64年ぶりのアジア制覇を目指している。記事は最後に「韓国と日本はアジアカップの強力な優勝候補だ。両チームは決勝戦で戦う確率が高い。ともにグループリーグで1位を占めれば、ベスト4まで戦うことはない。選手エントリーだけを見ても、すでに火花を散らす雰囲気だ」とすでに熱くなっているようだ。
(THE ANSWER編集部)