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井上尚弥の絶叫シーンまで米国で表彰候補に 米実況大興奮の“年間祝福賞”「偉大さを目撃した」

ボクシングの2階級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が“年間祝福賞”にノミネートされた。米興行大手・トップランク社が動画を公開。米実況が「凄いパワーだ!」「これは偉大」と叫んだ場面が選出された。

フルトンにTKO勝利した井上尚弥【写真:荒川祐史】
フルトンにTKO勝利した井上尚弥【写真:荒川祐史】

井上尚弥がコーナーで取った行動とは

 ボクシングの2階級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が“年間祝福賞”にノミネートされた。米興行大手・トップランク社が動画を公開。米実況が「凄いパワーだ!」「これは偉大」と叫んだ場面が選出された。

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 井上の感情が大爆発した瞬間だった。7月のスティーブン・フルトン(米国)戦。コーナーに王者を追い詰め、滅多打ちにした。8回TKO勝ちが決まり、新王者はコーナーによじ登った。ポストに拳を叩きつけて絶叫。父・真吾トレーナー、大橋秀行会長らと抱き合い、興奮を抑えられない。リングから客席に向かって叫んだ。米実況はこう伝えている。

「イノウエがやってきた! 凄いパワーだ! ザ・モンスター! 東京で4団体統一王者に足を踏み入れた! 私たちは時々、“偉大”という言葉をボクシング界で使いすぎてしまう。でも、今ここでは関係ない、これは偉大だ」「あなたは偉大さを目の当たりにしている、彼の絶対的なプライドの中で」

 動画を公開したトップランク社公式Xは、文面に「トップランク社のファンアワードであるセレブレーション・オブ・ザ・イヤーのノミネートを紹介」と記した。デビン・ヘイニー対ワシル・ロマチェンコ戦など4試合をピックアップ。X上で投票を募っている。

 井上は昨年12月に世界9人目の4団体統一をバンタム級で達成。1つ重いスーパーバンタム級転向初戦となったフルトン(米国)戦でWBCとWBOの王座を奪うと、今月26日にマーロン・タパレス(フィリピン)を10回KOで破り、2階級4団体統一の偉業を達成。男子ではウェルター級のテレンス・クロフォード(米国)に次ぐ世界2人目となり、史上最速5か月での快挙だった。

(THE ANSWER編集部)

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