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遂にこの日が来てしまった マリン名物アナウンス担当33年に別れ…涙、涙の舞台裏が爆発的話題に

今季リーグ2位でシーズンを終えたプロ野球・ロッテ。吉井新監督のもとで戦った選手、首脳陣たちのグラウンド内外での出来事を、今年も球団公式YouTubeが伝えてきた。数々の名作も生んだ今季、再生回数上位5傑の思い出を球団広報室に聞いた。

ロッテの場内アナウンス担当を33年務めた谷保恵美さん(千葉ロッテマリーンズ公式Youtubeチャンネルより)
ロッテの場内アナウンス担当を33年務めた谷保恵美さん(千葉ロッテマリーンズ公式Youtubeチャンネルより)

ロッテ公式YouTubeの今季再生回数第1位

 今季リーグ2位でシーズンを終えたプロ野球・ロッテ。吉井新監督のもとで戦った選手、首脳陣たちのグラウンド内外での出来事を、今年も球団公式YouTubeが伝えてきた。数々の名作も生んだ今季、再生回数上位5傑の思い出を球団広報室に聞いた。

 第1位となったのは、今季限りで33年間のアナウンス担当を卒業した谷保恵美さんのシーズン最終戦密着映像。その舞台裏は2か月で219万再生、球団公式YouTube史上2位に達するなど大きな話題になった。

 10月7日、オリックス戦前の球場通路。ロッテの選手、首脳陣だけでなく、他球団の選手からも届いた多数の花束が並んでいた。谷保さんは感激の様子で、一つ一つに頭を下げた。試合が終わると、谷保さんから最後のアナウンス。最後は涙を堪えきれず、声を詰まらせる場面も。その後、放送室にカメラが入り、グラウンドまでアテンドした。一度は戸惑い、遠慮した谷保さん。グラウンドに出ると拍手と大コールが沸き起こり、選手もファンも全員でこれまでの功績をたたえた。

 動画では、花束を贈ってくれたかつてのマリーンズ選手の名前もアナウンス。最後は「4番、ライト、サブロ~~~~~」と美声を披露して動画は締めくくられた。コメントでは「マリーンズファンという訳ではないが、見てて泣けてきた」「この谷保コールは球史に刻まれていい」「最後はサブローってもう本当に感動した」などと感動した様子のファンの声が書き込まれた。

 球団広報室にこの日について聞くと、「球団全体が、遂にこの日が来てしまったかという雰囲気になったことを思い出します。最後はサプライズでグラウンドに来てもらいましたが、ライトスタンドからの大コールはこちらも感動しました。谷保さんの美声を皆、忘れません。33年間本当にありがとうございました」と大きな感謝を示していた。

 広報室によると、球団広報カメラはYouTubeに今年190本を超える動画を投稿。12月26日時点で視聴数は合計2746万4907回、総再生時間は136万9702.6時間を記録し、多くの感動と楽しみをファンに届けた。

(THE ANSWER編集部)


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