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アイスダンスは異例の「保留」、男女3枠目の決め手は競技力 世界フィギュア代表選考の全容

ペアの長岡(左)、森口組はミニマムポイント獲得なら世界選手権へ【写真:矢口亨】
ペアの長岡(左)、森口組はミニマムポイント獲得なら世界選手権へ【写真:矢口亨】

男女の3枠目は「競技力の高さ」に注目…木原&三浦ペアは回復の見込み

 男子シングルについては宇野、鍵山が順当に選ばれ、3枠目はワールドスタンディングやシーズンワールドランキング、総合得点の平均などから「競技力の高さ」について議論。全日本3位の山本草太ではなく、同4位でグランプリ(GP)ファイナルに出場した三浦を選出した。

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 女子シングルは全日本優勝の坂本、同2位の千葉が選ばれ、男子と同じく3枠目は「競技力」に注目。同3位の15歳・島田麻央は年齢が満たされていないので選考外となり、同7位でGPシリーズ中国杯で優勝するなど今季結果を出してきた吉田を3枠目に選んだ。

 男子の3枠目について、竹内強化部長は「最も考慮したのは総合的に競技力がどちらが高いのか。全日本では山本選手の方が上だったが、総合して見た場合、三浦選手の方が高いということで推薦した」と選出理由について言及した。

 吉田が選ばれた女子の3枠目についても議論はあったそうで、「現状の選考基準で挙げられている中で見たときに、競技力は誰が高いのかということ」と説明。2026年のミラノ・コルティナダンペッツォ五輪に向けて「チームジャパンとして総合的に強化」する視点などもあったと語った。

 ペアについては2組を選出。三浦、木原組は木原の腰椎分離症が完治していないため全日本欠場となったが、四大陸選手権とあわせて代表入り。竹内強化部長は「治療状況について把握しており、四大陸選手権の時点では十分回復すると確認の上で選考している」と説明。長岡、森口組については「1月末に行われるババリアンオープンにてミニマムポイントを獲得した場合、世界選手権2枠目の選考とする」とした。

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