大坂V王手「キンチョーしてた」 ナオミ節に会場爆笑、朝食は「コンビニのオニギリ」
テニスの「東レ パンパシフィックオープン」(アリーナ立川立飛)は22日、シングルス準決勝で世界ランク7位の第3シード・大坂なおみ(日清食品)は同37位のカミラ・ジョルジ(イタリア)を6-2、6-3で下し、全米オープンから10連勝で決勝進出。6戦連続ストレート勝ちで2年ぶりにファイナルに駒を進め、凱旋Vに王手をかけた。23日の決勝では元世界ランク1位のカロリナ・プリスコバ(チェコ)と初優勝をかけて対戦する。試合後のインタビューではナオミ節炸裂で笑いを誘った。
今大会一番のナオミ節炸裂で笑い誘う、緊張の理由は「ナンカ、ワカンナイ」
テニスの「東レ パンパシフィックオープン」(アリーナ立川立飛)は22日、シングルス準決勝で世界ランク7位の第3シード・大坂なおみ(日清食品)は同37位のカミラ・ジョルジ(イタリア)を6-2、6-3で下し、全米オープンから10連勝で決勝進出。6戦連続ストレート勝ちで2年ぶりにファイナルに駒を進め、凱旋Vに王手をかけた。23日の決勝では元世界ランク1位のカロリナ・プリスコバ(チェコ)と初優勝をかけて対戦する。試合後のインタビューではナオミ節炸裂で笑いを誘った。
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大坂がまた圧勝だ。第1セット。互いにキープして迎えた第5ゲーム。大坂はストローク戦で粘ってポイントを奪うなど、初ブレークに成功すると、第6ゲームは4連続エースを炸裂。超満員の観衆から何度もため息が漏れた。第7ゲームもデュースの末にブレークし、一気の4ゲーム連取で第1セットをモノにした。
第2セットも序盤から一進一退の攻防となったが、第5ゲームでデュースの末に粘り、最後はジョルジのミスを誘ってブレークに成功。リードを奪うと、そのまま押し切り、勝利を奪った。2年ぶりのファイナルを決めると、大きな喝采が沸き起こり、大坂を祝福した。
コート上のインタビューでは「サーブが良かったので、数々のトラブルを脱出できた」と振り返った。前日の試合後に心境を「ドキドキしてた」と振り返ったが、この日は「キンチョーしてた。ナンカ、ワカンナイ」と日本語でナオミ節を炸裂。「本当に決勝に行きたかったからだと思う」と続けた。
さらに、いつもはベーグルを食べているという朝食について、今大会は「コンビニのオニギリ。サーモンと梅」と答え、今大会一番の“らしさ”を発揮し、会場に笑いを誘った。
これで全米オープンから10連勝。しかも、その間で落としたセットはわずかに「1」。全米準々決勝から6戦連続ストレート勝ちの圧倒ぶりだ。その裏では、全米オープンからヘアスタイルを従来のポニーテールから長髪を小さくまとめた“お団子ヘア”に変更。以降、負けなしとなっている。
前日の試合後には“お団子ヘア不敗神話”について「真実よ。ポニーテールにするのが今は怖いわ」とツイッターで認めていたが、それも守った格好だ。全米オープン以降、大注目を集める中、快進撃を続けている20歳。決勝では元世界ランク1位で現在8位のプリスコバと対戦する。日本のファンに届ける凱旋Vまであと1勝だ。
【大坂の全米オープン以降の成績(カッコ内は対戦当時の世界ランク)】
<全米オープン>
1回戦 2-0 L.シグムント(146位)
2回戦 2-0 J.グルシュコ(162位)
3回戦 2-0 A.サスノビッチ(33位)
4回戦 2-1 A.サバレンカ(20位)
準々 2-0 L.ツレンコ(36位)
準決 2-0 M.キーズ(14位)
決勝 2-0 S.ウィリアムズ(26位)
<東レPPO>
2回戦 2-0 D.チブルコバ(30位)
準々 2-0 B.ストリコバ(25位)
準決 2-0 K.ジョルジ(37位)
(THE ANSWER編集部)