米放送局の番組内で明かしたエピソード

　メジャー史上最高額となる10年7億ドル（約1014億円）でドジャース入りした大谷翔平投手。異次元ともいえる二刀流での活躍は、今やファンだけでなく、同じプロ野球選手たちをも虜にしている。昨季までヤクルトの守護神として活躍し、今季は米大リーグ・ダイヤモンドバックスでプレーしたスコット・マクガフ投手は、日本時代に目の当たりにした大谷の注目度の高さを表すエピソードを米メディアに紹介。「みんな集中して見ているんだ」と当時の光景を振り返っている。

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　米放送局「MLBネットワーク」公式X（旧ツイッター）は同局の番組「ホットストーブ」にマクガフが出演した時の映像を公開。司会者が「オオタニについて、日本での話は何かある？」と問うと「MLBで活躍する日本人選手は他にもいて、例えばダルビッシュが先発する時は『Jスポーツ』という有料チャンネルで放送するんだ。でもオオタニは本当にビッグなので、シーズン全試合の放送権をアメリカのPBSチャンネルのような公共放送が持っている」として、一般的に見ることができる日本でのメジャーリーグの“視聴事情”を伝えた。

　さらにマクガフは「どのテレビでも、クラブハウス、球場内、どこにいても見ることができる。みんな座って、集中して見ているんだ」とヤクルト時代の同僚の様子にも言及。司会者から「それはクレイジーだね。今やっていることを中断して見るんだね！」と聞かれると、「そうそう。すごいよ。ロッカールームにいても、オオタニが出てきた！　と全打席に注目して見ているんだ」とプロ選手たちからも注目されていたことも紹介した。

　司会者は「それはアメージングだね！　WBCでの様子はどうだった？　バッティング練習の時も席が埋まっていたけど」と打撃練習だけで球場をどよめかせていたことに触れると、マクガフも「それには驚いたよ」と同調した。

　ファンの熱狂ぶりについても「今年、アナハイムで試合をしたときに球場にファンが大勢いたよ。日本にいた時を思い出したよ。ファンたちが熱狂的で、野球は日本ではNo.1のスポーツだからね。野球と相撲の人気がすごくて（選手に）タッチしてハローと言う為ならファンは何でもするよ」と大谷人気の凄さを説明していた。