悪童ネリに長谷川穂積氏が痛烈一言 井上尚弥戦の5月開催浮上で「日本選手と関わっては…」
ボクシングの元世界2階級制覇王者ルイス・ネリ(メキシコ)の陣営が、WBC&WBO世界スーパーバンタム級2団体統一王者・井上尚弥(大橋)との対戦を来年5月に計画していると米メディアが報じた。井上は12月26日にWBA&IBF王者マーロン・タパレス(フィリピン)との4団体統一戦(東京・有明アリーナ)を予定。陣営とともに集中モードの中、元世界3階級制覇王者・長谷川穂積氏は「むしろ日本人選手と関わってほしくないと思ってる」とSNSにつづった。
米メディアがネリ陣営の意向を報道
ボクシングの元世界2階級制覇王者ルイス・ネリ(メキシコ)の陣営が、WBC&WBO世界スーパーバンタム級2団体統一王者・井上尚弥(大橋)との対戦を来年5月に計画していると米メディアが報じた。井上は12月26日にWBA&IBF王者マーロン・タパレス(フィリピン)との4団体統一戦(東京・有明アリーナ)を予定。陣営とともに集中モードの中、元世界3階級制覇王者・長谷川穂積氏は「むしろ日本人選手と関わってほしくないと思ってる」とSNSにつづった。
ネリはWBC同級1位につけ、WBCからも指名挑戦者に挙げられたばかり。WBC内では井上への挑戦者として第1候補となった。しかし、井上が4団体統一をすれば、WBC以外の3団体の意向も考慮する必要があるため、来年の対戦相手は全くの未定。ネリ戦なんて決まってすらいない。
そんな状況下にもかかわらず、米専門メディア「ボクシングシーン.com」はネリ陣営が5月開催を想定していると報道。ネリが所属するメキシコの大手プロモート会社「ザンファー・プロモーション」のプロモーターを務めるフェルナンド・ベルトラン氏が語ったという。
一方、長谷川氏はインスタグラムで発信。ストーリー機能を使い、「ネリが5月に日本で試合とか言われてるけど、計量大幅に失敗して日本出禁なはず」と指摘した。さらに「むしろ日本に来なくていいと思ってる」「むしろ日本人選手と関わってほしくないと思ってる」と痛烈につづっている。
“悪童”ネリは2017年8月と18年3月にWBC世界バンタム級王座を懸け、山中慎介と対戦。1戦目後に薬物検査で陽性反応を示し、再戦の前日計量では大幅な体重超過で王座を剥奪された末に勝利した。日本ボクシングコミッションは無期限活動停止処分を課し、現在も日本では試合できない。しかし、海外で20年9月にスーパーバンタム級で世界2階級制覇。21年5月の統一戦で敗れたが、再起後は4連勝した。
井上は12月15日に神奈川・横浜市内の所属ジムで練習を公開。「モチベーションは凄まじい」とタパレス戦に完全集中していた。長谷川氏の言葉には、ネット上の日本人ファンが「まさにこの通り」などと共感している。
(THE ANSWER編集部)