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男子フィギュア日本勢を中国ファンが絶賛 宇野は「強烈な情感の共鳴」鍵山の4Sは「史上最高の出来」

フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ上位6人によるGPファイナルが7日に中国・北京で開幕し、男子シングルのショートプログラム(SP)は宇野昌磨(トヨタ自動車)が今季自己ベストの106.02点で2位発進。NHK杯優勝の鍵山優真(オリエンタルバイオ)は103.72点で3位スタートとなった。SNS上の中国のフィギュアファンは日本勢2人の演技を絶賛。宇野に対しては「強烈な情感の共鳴を覚える」、鍵山については「4Sは史上最高の出来だったかもしれない」といった声が上がっている。

GPファイナルのショートプログラムで2位発進した宇野昌磨【写真:Getty Images】
GPファイナルのショートプログラムで2位発進した宇野昌磨【写真:Getty Images】

フィギュアGPファイナル男子シングル

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ上位6人によるGPファイナルが7日に中国・北京で開幕し、男子シングルのショートプログラム(SP)は宇野昌磨(トヨタ自動車)が今季自己ベストの106.02点で2位発進。NHK杯優勝の鍵山優真(オリエンタルバイオ)は103.72点で3位スタートとなった。SNS上の中国のフィギュアファンは日本勢2人の演技を絶賛。宇野に対しては「強烈な情感の共鳴を覚える」、鍵山については「4Sは史上最高の出来だったかもしれない」といった声が上がっている。

 まず魅せたのは2番滑走の宇野だった。冒頭の4回転フリップをきれいに着氷して大きな加点を引き出すと、4回転―3回転トウループのコンビネーションも完璧。後半のトリプルアクセルでも加点を引き出すジャンプで、ステップ、スピンともに全てレベル4を獲得した。

 続く3番滑走の鍵山も冒頭の4回転サルコーを鮮やかに決めると、4回転―3回転トウループのコンビネーションもクリーンな着氷。トリプルアクセルも完璧で、ステップ、スピンは宇野同様に全てレベル4という演技だった。宇野とは2.3点差だが、甲乙つけがたい内容に観客も沸いた。

 先月のNHK杯から続く2人のハイレベルの戦いには中国のSNSの「ウェイボー」上のファンからも称賛の嵐。宇野については「4F、4T3T、3A。表現力豊かな氷上のステップ」「昌磨のプログラムを見ていると、強烈な情感の共鳴を覚える」「昌磨のプログラムの演技構成点はすべて満点に近い点数だった」「やはり、パフォーマンスとしては昌磨のパフォーマンスが一番素晴らしかったと思う」「演技を見ていて『これが正統なパフォーマンスだ。どんなものだ!』と言う声が聞こえそうだった」といった声が上がった。

 鍵山に対しては「女子シングルスのレジェンド、カロリーナ・コストナーコーチの指導が若い日本人選手に表現力の大きな進歩をもたらしたようだ」「コストナーの指導の下で更に進歩を続けている」「4Sは史上最高の出来だったかもしれない。その他は、着氷になめらかさが少し足りなかったかもしれない」「鍵山の滑りはとても速い。昌磨よりも速いとさえいえる」など、技術の向上が指摘されている。

 首位は5番滑走の19歳イリア・マリニン(米国)。SPで初めてクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)を成功させ、今季世界最高の106.90点をマークした。もう一人の日本勢、三浦佳生(オリアンタルバイオ)は94.86点で4位発進だった。

(THE ANSWER編集部)


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