鍵山優真、今季世界最高105.51点でSP首位発進 取材で知らされ仰天「え~っ!」宇野昌磨とワンツー【フィギュアNHK杯】
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第6戦・NHK杯が24日、大阪・東和薬品ラクタブドームで開幕。男子ショートプログラム(SP)は22年北京五輪銀メダリスト・鍵山優真(オリエンタルバイオ)が4回転ジャンプを2本成功させ、今季世界最高の105.51点で首位発進した。
GPシリーズ第6戦・NHK杯
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第6戦・NHK杯が24日、大阪・東和薬品ラクタブドームで開幕。男子ショートプログラム(SP)は22年北京五輪銀メダリスト・鍵山優真(オリエンタルバイオ)が4回転ジャンプを2本成功させ、今季世界最高の105.51点で首位発進した。
今季から師事するカロリーナ・コストナーコーチが見守る中、鍵山は冒頭の4回転サルコー、4回転―3回転の連続トウループを完璧に着氷。ステップ、スピンを含め、どれを取っても質の高い演技にまとめ、後半の3回転アクセルも綺麗に決めた。キス・アンド・クライで今季世界最高105.51点が表示されると、口をあんぐり開けてビックリ仰天。場内の大きな歓声を浴びた。
「いろいろ思うことはあるんですけど、ここまでしっかりと乗り越えて、今できる最高の構成でノーミスの演技ができたことがすごくうれしい。それを日本という自国開催で皆さんの前で演技できたことが楽しくて、最後は思わずガッツポーズが出てしまいました」
ただ、本人は今季世界最高得点は気付いてなかった様子で、ミックスゾーンでそのことを質問されると「全員含めてですか? え~っ!」と仰天。「全然気にしてなかったですけど、今日はしっかりまとめられるようにと意識してやっていたので、その結果で105点という評価が得られたのはうれしく思います」と笑った。
GPシリーズ第3戦のフランス杯は3位。前日の公式練習では「目標は自分が満足できる演技をすることと、GPファイナルへの出場権を掴み取ること」と話していたが、25日のフリーに向け、これ以上ない形で絶好のスタートを切った。
宇野昌磨が100.20点で2位、ルーカス・ブリッチギー(スイス)が86.42点で3位に入った。
(THE ANSWER編集部)