三原舞依「本当に温かい場所に帰ってこられた」 日本勢最高SP4位、怪我を乗り越えた笑顔の今季初陣【フィギュアNHK杯】
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第6戦・NHK杯が24日、大阪・東和薬品ラクタブドームで開幕。女子ショートプログラム(SP)で昨季のGPファイナル女王・三原舞依(シスメックス)が62.82点で4位発進した。
GPシリーズ第6戦・NHK杯
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第6戦・NHK杯が24日、大阪・東和薬品ラクタブドームで開幕。女子ショートプログラム(SP)で昨季のGPファイナル女王・三原舞依(シスメックス)が62.82点で4位発進した。
三原が笑顔で帰ってきた。中国杯に出場予定だったが、右足首の怪我のため欠場し、これが今季初戦となる。前日には「夏終わりくらいからちょっとずつ痛みが出てきていて、詳しくは言わないでおこうかなと思いますけど、中国杯直前に悪化してしまった」と明かしていたが、冒頭の2回転アクセル、3回転フリップ―2回転トウループの連続ジャンプを着氷。中盤以降も三原らしく丁寧な滑りで、情感たっぷりに演じ切り、フィニッシュを決めると両拳を握り、ガッツポーズを作った。
場内のスタンディングオベーションを浴び、62.82点の4位発進。中継局のインタビューに登場した三原は「6分間練習の前からたくさんのファンの方々が心を込めて作ってくださった、たくさんのバナーが目に入って、本当に温かい場所に私は帰って来ることができたんだと思った。感謝の気持ちを全身で表現したいと思って滑ることができた」とファンに感謝した。
怪我の状態については「滑っている時はアドレナリンで出て、痛み止めも飲んでいる。“なんとかなる”じゃなく“なんとかする”と思って滑った」と吐露。緊張もしたというが「点数はベストには及ばないけど、帰ってくることができたことが良かった」と言い、これまで支えてくれた人たちへの思いも明かした。
(THE ANSWER編集部)