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奥原、日本人対決で2年ぶり決勝へ 完敗の大堀「やりたいこと出させてもらえず」

注目の日本人対決は、奥原が大堀を退けた。バドミントンの国際大会「ダイハツヨネックスジャパンオープン2018」は15日に各種目の準決勝を行い、女子シングルスの奥原希望(日本ユニシス)は、ストレート(21-12、21-12)で大堀彩(トナミ運輸)を下して2年ぶりの決勝進出を果たした。

奥原希望は大堀彩を破って2年ぶりの決勝進出を果たした【写真:平野貴也】
奥原希望は大堀彩を破って2年ぶりの決勝進出を果たした【写真:平野貴也】

敗れた大堀は再挑戦に意欲「課題がたくさん残った。もっと強くなりたい」

 注目の日本人対決は、奥原が大堀を退けた。バドミントンの国際大会「ダイハツヨネックスジャパンオープン2018」は15日に各種目の準決勝を行い、女子シングルスの奥原希望(日本ユニシス)は、ストレート(21-12、21-12)で大堀彩(トナミ運輸)を下して2年ぶりの決勝進出を果たした。


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 今大会で初戦から「コンディションが良い」と話していた大堀のプレーは、決して悪くなかった。ラリーの中から先手を打ち、スピードのあるフットワークで相手の揺さぶりにも対応していた。ただ、ファインショットを打っても奥原に拾われ、ラリーの連続性が高まると相手より先にミスが出た。

 終始リードして試合を進める展開の中、奥原が強さを見せたのは点差が縮まったときだった。第1ゲーム、11-8で折り返すと、すかさず連続得点で点差を広げた。13-11の場面では、ラリーから大堀が鋭いスマッシュを放ったが、奥原は粘りを見せてレシーブ。返球をパッシングショットで狙った大堀の球がアウトになった。大堀にとっては、点差を縮めてプレッシャーをかけられるという場面だったが、結果を見てみれば、奥原が勝負所を譲らずにリードを守っていた。試合の流れをつかんだら離さない。5連続得点につなげて一気にゲームを物にした。

 第2ゲームも中盤で優位を明確にした。3連続得点で14-9とした場面。大堀がネット前に落とした球の精度が良く、奥原は体勢を崩された。しかし、どうにかこらえると、大堀が放ったクリアをスマッシュで打ち落とした。相手にしてみれば、いけると思った場面で点を失う嫌な展開。奥原は「(7月の)タイオープンの対戦では、中盤で逆転されたので、警戒していた」と話したが、付け入る隙を与えない強さは際立っていた。

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