クロフォード王座剥奪制裁に米記者怒り 指名試合の期限違いに「もう全ベルトを捨ててしまえ」
ボクシングの国際ボクシング連盟(IBF)は9日(日本時間10日)、世界ウェルター級4団体統一王者テレンス・クロフォード(米国)の王座を剥奪することが明らかとなった。7月に勝利した前3団体統一王者エロール・スペンスJr.(米国)との再戦条項があり、暫定王者との団体内統一戦ができないため。米専門メディア「ボクシングシーン.com」が報じたが、米記者は「もう全てのベルトを捨ててしまえ」と持論を述べている。
4団体統一王者クロフォードがIBF王座剥奪
ボクシングの国際ボクシング連盟(IBF)は9日(日本時間10日)、世界ウェルター級4団体統一王者テレンス・クロフォード(米国)の王座を剥奪することが明らかとなった。7月に勝利した前3団体統一王者エロール・スペンスJr.(米国)との再戦条項があり、暫定王者との団体内統一戦ができないため。米専門メディア「ボクシングシーン.com」が報じたが、米記者は「もう全てのベルトを捨ててしまえ」と持論を述べている。
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WBO王者だったクロフォードは7月に3団体統一王者だったスペンスJr.(米国)に9回TKO勝ち。世界初の2階級4団体統一を達成した。ボクシングシーン.comは「テレンス・クロフォードがIBFベルトを剥奪される ジャロン・エニスが正規王者に」との見出しで記事を掲載。クロフォードはスペンスJr.との再戦に臨み、暫定王者エニスとの団体内統一戦を受けないため、王座を剥奪されるという。
この流れに米スポーツ専門局「ESPN」のマイク・コッピンガー記者がX(旧ツイッター)で反応。「クロフォードは4団体統一王者かまたはそうでなくなったとしても、ウェルター級に残った」と切り出し、「そしてブーツ・エニスは誰にも謝罪すべきではない。彼はこのチャンスに値するし、ビッグファイトに臨むべきだ。問題なのは制裁する組織のやり方だ」と正規王座昇格のエニスと現体制について持論を述べた。
続けた投稿では、「スペンスが2度の異なる重傷を負っている間に、IBFが暫定的なチャンピオンを出さなかった理由が説明されていない」と指摘。「IBFは他の全て(の団体)と同様に、やっていくにつれてルールを作り上げている」とし、こう続けた。