セリーナ暴言の主審、騒動後初戦で毅然判定 両軍から称賛「試合時間全て楽しめた」
敗れた米国陣営も称賛「審判はこの日ずっとエクセレントだった」
全米オープン準々決勝で錦織圭(日清食品)に敗れていたチリッチは、ラモス氏について「素晴らしかった。アウトかチェックするために、何球かチェックもしてくれたんだ。雰囲気も最高で、試合時間の全てを楽しめたんだ」と観衆も含め、コート上に作られたフェアなムードを絶賛したという。
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一方、敗れた米国陣営からも不満の声は一切なかった。ティアフォーは「ラモスがチェアアンパイアだったことを知らなかった。全く気にしていなかった。自分は審判よりもネットの向こうの相手が心配だったんだ」と語ったが、米代表のジム・クーリエ監督は「審判はこの日ずっとエクセレントだったと我々は感じているよ」と称賛したという。
決勝直後は米国の女王セリーナに対する擁護とラモス氏のジャッジに対する批判の声が、選手や地元メディアから出ていた。だが、セリーナに対する批判の声が高まり、一度は「公平性がなかった」と審判を批判した全米テニス協会のカトリーナ・アダムス会長もこの試合の前に、ラモス氏に謝罪したと報じられていた。
そして、男子米国代表チームもテニス界を騒がせたセリーナ劇場に動揺を見せず、冷静なジャッジを続けたラモス氏の仕事ぶりを高く評価している。
(THE ANSWER編集部)