井上尚弥にKO負け「人生であんな経験はない」 敗者もお手上げ“衝撃の右”に3年経過も海外興奮
ボクシングのWBC&WBO世界スーパーバンタム級2団体統一王者・井上尚弥(大橋)が、ちょうど3年前の試合で飾った衝撃のKO勝利が再び脚光を浴びている。KO負けを経験したことがなかった猛者が、のちに「人生であんな風に打たれたことは一度もなかった」と振り返った瞬間。海外ファンには「相手が二流選手なのではない。イノウエが特別なんだ」などと未だに衝撃を与えていた。
2020年の一戦から3年が経過
ボクシングのWBC&WBO世界スーパーバンタム級2団体統一王者・井上尚弥(大橋)が、ちょうど3年前の試合で飾った衝撃のKO勝利が再び脚光を浴びている。KO負けを経験したことがなかった猛者が、のちに「人生であんな風に打たれたことは一度もなかった」と振り返った瞬間。海外ファンには「相手が二流選手なのではない。イノウエが特別なんだ」などと未だに衝撃を与えていた。
鮮やかで目にも止まらぬ鋭いカウンター。食らった相手はひとたまりもなかった。2020年10月31日(日本時間11月1日)に行われたWBAスーパー&IBF世界バンタム級タイトルマッチ。7回、挑戦者ジェイソン・マロニーの顔面に、強烈な右ストレートをお見舞いした。マロニーは尻もちをついてダウン。そのまま立ち上がれず、井上のKO勝ちが決まった。
ちょうど3年が経過したこの日、実際の映像を米興行大手トップランク社が公式X(旧ツイッター)、インスタグラムに公開。「2020年の今日、ナオヤ・イノウエはTR(トップランク)のデビューを飾った」と紹介した。
マロニーは今年に入って、1909年創刊の老舗英専門誌「ボクシングニュース」で当時の試合を回顧しており「(最後のダウンは)人生であれ以上のショットを受けることはないだろう。自分がどこにいるか分からなかった。人生であんな風に打たれたことは一度もなかった。あれ以上に大きなショットはない。そこで気付くんだ、ああ、あのパワーは本物だとね」「彼は無慈悲だ。当たる、ダメージを与えられると彼が考えたら、あるいは相手に弱点があると感じたら、彼は無慈悲に全てをかけてくる。そのとき、彼のパワーは本物になる。異常だよ」と終始一貫、井上の強さを称えていた。
井上は昨年12月にバンタム級4団体統一に成功し、今年に入ってスーパーバンタム級に転向。バンタム級の王座が返上され、その後にマロニーはWBOバンタム級王座を獲得している。そんな猛者を打ちのめしたシーンに、海外ファンは「この試合を見たのを覚えている。この男は伝説だ」「素晴らしいショット!」「モンスター」「彼のパワーは本物」「マロニーが二流選手なのではない。イノウエが特別なんだ」などと未だに衝撃を受けていた。
井上は12月26日、東京・有明アリーナでWBA&IBF世界スーパーバンタム級2団体統一王者マーロン・タパレス(フィリピン)と同級4団体統一戦を行う。
(THE ANSWER編集部)