タカマツがまさか初戦敗退 日本代表のエースペアが感じる危機感「今のままでは…」
女子ダブルスは世界ランク10位以内に日本勢が5組、代表争いはし烈
2016年のリオデジャネイロ五輪で感動的な大逆転勝利を収めて日本勢初の金メダルを獲得した2人は、人気が高く、期待も大きい。8月のアジア大会では、団体戦の金メダル獲得に貢献し、個人戦でも日本勢で唯一決勝に進んで銀メダルを獲得した。世界ランクも3位。ただし、強い相手に勝っても、ハイレベル大会を優勝しても、イメージは「健在」に過ぎず、2人はモチベーションの低下と若手の突き上げという2つの波にもまれて苦しんでいる。
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女子ダブルスは、日本勢が世界ランク10位以内に5組というハイレベルな争い。先月の世界選手権で、松本麻佑、永原和可那組(北都銀行)に敗れるなど、日本人対決で負けることも珍しくなくなり、日本代表のエースペアとしての立ち位置は、微妙だ。2年後に東京五輪の会場となる武蔵野の森総合スポーツプラザでの試合だったが、良いイメージをつかむことはできず、高橋は「今のままでは(五輪に)出られないというのが、正直なところ。もちろん、2年後にここでプレーできたらという思いはありますけど」と肩を落とした。今大会、連覇の道は初戦敗退で断たれた。勝ち続ける難しさをまた突きつけられた格好だ。2年後に五輪連覇を果たすための試練は、多い。
(平野 貴也 / Takaya Hirano)