五輪2大会出場の競泳・五十嵐千尋、28歳で現役引退 SNSで発表「階段を上り続けた水泳人生でした」
競泳の日本代表として活躍した五十嵐千尋が30日、現役を引退することを自身のインスタグラムで発表した。
インスタグラムで発表
競泳の日本代表として活躍した五十嵐千尋が30日、現役を引退することを自身のインスタグラムで発表した。
28歳の五十嵐は自由形の選手として活躍し、日本代表として2016年リオデジャネイロ五輪と21年東京五輪に2大会連続で出場。リオ五輪では800メートルリレーを泳ぎ、8位入賞を果たしている。
日本女子自由形のリーダーとして個人種目とリレーで多くの大会で活躍。今年は4月の日本選手権50メートル自由形で優勝し、9月のアジア大会でも400メートルリレーで銀メダルを獲得した。
公式インスタグラムに投稿した文面は以下のとおり。
引退のご報告
いつも応援してくださる皆様へご報告です。これまで約20年続けてきた水泳競技を、先月のアジア大会をもって引退することといたしました。
ジュニアの日本代表に選出されて海外遠征で経験を積み、高校三年生の時に初めて日本選手権で優勝しました。その後、シニアの日本代表を約10年経験。階段を上り続けてきた水泳人生でした。ジュニア時代からの20年を振り返ると、数えきれないほど多くの思い出がよみがえります。
幸いここまで大きな挫折もなく、両親は小さい頃から水泳一筋で頑張らせてくれ、小学生から社会人に至るまでたくさんのコーチ、先生方にもお世話になり支えてもらいました。そして社会人になり、熱く応援を届けてサポートしてくださったテイクアンドギヴ・ニーズ、またこれまで私に関わってくれた本当に多くの方々にも感謝しています。水泳を通して競技だけでなく、人間性も学び、成長させてもらいました。
これからは第二の人生が始まります。不安も期待もありますが、変わらず温かく見守っていただけたら嬉しいです。
いつも応援してくれるファンの皆様、サポートしてくださった方々、本当にありがとうございました。
五十嵐千尋
(THE ANSWER編集部)