イ・ボミ、引退スピーチに隠れた秘話 深夜1時半まで熟考「『感謝』以上の言葉を見つけたい」
最後の取材にまたまたまた涙「『さよなら』じゃないです。また会いましょー!」
表彰式の後にはボミの引退セレモニーが行われた。ハヌルからは花束。マイクの前に立つと「今日この場で感情を言葉で伝えるには、心がとっても複雑」とし、声を震わせながら全て日本語で語った。
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
(W-ANS ACADEMYへ)
「全てに始まりと終わりがあります。始まりはきっとラッキーで始まり、どのように終わるかは全て私の努力次第でした。かっこいい最後を迎えるため、自分自身を奮い立たせました。これまでの努力が皆さんのおかげで今、実を結びました。私一人ではできませんでした。
プロゴルファー、イ・ボミは、私と皆さまが一緒に作り上げました。人間イ・ボミは皆さまと作り上げたプロゴルファーイ・ボミをこの先ずっと忘れません。皆さまが私にとって、本当に感動でした。皆さまが私に感じる感動は、私も同じように感じた感動です。どんな感動が待っているかとても楽しみです。いつも努力し続けます。応援してください。信じています。永遠に」
最後はボミらしいスマイルも見せてスピーチは終了。集まったギャラリー、関係者から大きな拍手を受けた。前夜に一生懸命考えたという。
「正直、一人で考えていないんです(笑)。旦那(イ・ワン)と2人で『どうやって気持ちを伝えられるか』と思って、夜中1時半まで考えました。緊張してうまく伝えられるか不安でした。最後にファンの姿を見て、凄く悲しかったです」
第2日は通算11オーバーで予選落ち。永久シードを持つ韓国では今後も試合に出ることもあるが、日本ツアーは見納めに。ラウンド後には280人に、一夜明けた21日にも来場して300人にファンサービス。この日の取材の最後にはメディアと記念撮影し、一人ひとりにサイン入りのキャップをプレゼント。最後は涙と笑顔で言葉を繋いだ。
「『感謝します』以上の言葉を見つけたい。ここにいる皆さんが私を作ってくれた。ここの縁をゴルフと違うところにも与えられるゴルファーになります。『さよなら』じゃないです。また会いましょー!」
(THE ANSWER編集部)