国内ツアー・NOBUTA GROUP マスターズGCレディース最終日

　女子ゴルフの国内ツアー・NOBUTA GROUP マスターズGCレディース最終日が22日、兵庫・マスターズGC（6495ヤード、パー72）で行われた。首位で出た菅沼菜々（あいおいニッセイ同和損保）が3バーディー、1ボギーの70で回り、通算14アンダーで優勝。最終18番グリーンでは、今大会限りで日本ツアーを引退する2015、16年賞金女王イ・ボミ（延田グループ）も優勝の瞬間を見届け、客席から「菜々ちゃん、おめでとー！」と叫ぶ微笑ましい一幕もあった。

　自身にとっての引退試合。決着の瞬間までしっかり見届けた。11オーバーで予選落ちだったボミだが、この日も会場入り。サイン会を実施するなどファンとの交流を楽しんだ。最後は18番グリーンの観客席へ。菅沼がウイニングパットを沈めると、親友のキム・ハヌルとともに拍手を送った。さらに「菜々ちゃん、おめでとー！」と叫び、菅沼を祝福する場面もあった。

　雨が降り、気温が15度前後まで下がった21日にも会場を訪れ、ゲリラサイン会でトレカや帽子など応援グッズにペンを走らせたボミ。ホステスプロとして慣れ親しんだ所属先のホームコースが日本最終戦。今季は出場7試合で予選通過はなく、最後の通過は33位だった昨年のこの大会だった。当面はゴルフから離れるが、永久シードを持つ韓国ツアーでは「試合が恋しくなったら」と出場する可能性もあるという。