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MLBプレーオフ乱闘劇で「彼がやった最悪のことは…」 死球誘発→詰め寄られた捕手が打者にチクリ

米大リーグで20日(日本時間21日)に行われたア・リーグ優勝決定シリーズ・アストロズ―レンジャーズ戦で両軍3人の退場者が出る乱闘騒動が発生した。8回にアストロズ投手ブライアン・アブレイユの死球でレンジャーズ打者アドリス・ガルシアが激高し、12分中断。試合は9回にアストロズが大逆転勝ちした。捕手のマーティン・マルドナドは試合後にガルシアをチクリと刺した。

レンジャーズのガルシア(右)に詰め寄られるアストロズのマルドナド【写真:ロイター】
レンジャーズのガルシア(右)に詰め寄られるアストロズのマルドナド【写真:ロイター】

アストロズ―レンジャーズ戦

 米大リーグで20日(日本時間21日)に行われたア・リーグ優勝決定シリーズ・アストロズ―レンジャーズ戦で両軍3人の退場者が出る乱闘騒動が発生した。8回にアストロズ投手ブライアン・アブレイユの死球でレンジャーズ打者アドリス・ガルシアが激高し、12分中断。試合は9回にアストロズが大逆転勝ちした。捕手のマーティン・マルドナドは試合後にガルシアをチクリと刺した。

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 レンジャーズが4-2とリードして迎えた8回の攻撃。無死一塁でガルシアに対し、アストロズのアブレイユが投じた速球が胸元を襲い、左肘付近に直撃した。すると、ガルシアはすかさず捕手のマルドナドに詰め寄り、胸を押して一触即発の空気に。すると、両軍ベンチから選手が飛び出した。チームメートに引きはがされたガルシアは怒りが収まらないのか、隙を見て、輪の中心に突っ込もうとするなど球場は騒然となった。

 ガルシアは前の打席で逆転3ランを放ち、ド派手なパフォーマンスを披露しており、これに対する報復の可能性もある。この騒動で試合はおよそ12分中断。結局、投手のアブレイユと打者のガルシア、さらにアストロズのダスティ・ベイカー監督は退場に。ベイカー監督は中断中もベンチに居座り、抗議を続けた。これでレンジャーズの押せ押せムードが変わったのか、9回にホセ・リクラクが3失点で逆転負け。アストロズは大逆転でリーグVに王手をかけた。

 米紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者のX(旧ツイッター)によると、乱闘後もなかなか試合が再開されなかったことにレンジャーズのボウチー監督は激怒。「あれは長かった。正直言って長すぎた。あそこで起こったことは全部くだらないことだよ、正直言って。意図がどうだったかは分からないが、これが起こったのは今回が初めてじゃない」と不満を露わにしたという。

 一方で、米スポーツ専門局「FOXスポーツ」のMLB専門X(旧ツイッター)が紹介したアストロズ・マルドナドのインタビュー動画によると、乱闘となったガルシアとのやりとりについて「彼が怒っていたのは分かっていた。ホームランを打って、当てられた。彼はそういう風に捉えることができるかもね」と報復は否定も肯定もしなかったものの、「でも、彼がやった最悪のことはアストロズを目覚めさせたことだね」とチクリ。乱闘騒動が逆効果になったと訴えた。

(THE ANSWER編集部)


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